2010年 7月 29日 (木)

       

■ 〈お父さん絵本です〉318 岩橋淳 プチョロピッチョロはどこ?

     
   
     
  そもそもネコという動物は、唯我独尊、家にはつくが人にはなつかず、好きな時に寝て好きな時に起き、自由気ままに生きるものなのです。ネコを飼う(ネコはたぶん「居てやってる」のではないかと思われる)知人によれば、帰宅すればニャーと鳴いてお出迎え(なんだよ遅えじゃんか)、寝ようとすれば主(あくまで本人がそう思っている)に先んじてベッドの真ん中が占拠(なんでオレの寝床に入って来るんニャ)されても、ううかわいいやつ、たとえ吐き戻したキャットフード踏んづけても、ニコニコ笑って片付けて暮れゆく日々。

  人のココロネコ知らず、あるいはその逆といったすれ違いも、現状、お互いがそれでよければいいんですが。

  ブチョロビッチョロ、なんという名前をつけられたネコ一匹。飼い主(オトモダチ、と本人は思っている)のチコちゃん(推定4歳)による虐待(と、ネコは思っている)に耐えかねて、家を飛び出してしまいます。大の仲良し(と、本人は思っている)が迷子?事故!? と心配するチコちゃんは号泣しながらも懸命の捜索。そのころ、当のブチョロビッチョロは絶好の居場所を見つけて…。

  ほのぼの大島画調が、小さな街の小さな事件を、ほんわかと包みます。

  おーい、そろそろ帰ってあげたらどうニャ?

 【今週の絵本】『ブチョロビッチョロはどこ?』大島妙子/作、学習研究社/刊、1260円(2006年)。



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