2010年 7月 30日 (金)

       

■ 対抗馬に深谷氏の名前 雫石町長選挙まで3カ月

 任期満了に伴う雫石町長選は10月19日の告示まで3カ月を切った。当初は現職の中屋敷十氏(59)のほかに出馬の動きがなく、82年以来の無競争かと思われていたが、ここに来て町内では対抗馬に元雫石スキー場支配人の深谷政光氏(66)の名前が挙がっている。深谷氏が出馬に踏み切れば前回と同じ一騎打ちの構図になる可能性があるが、そうなれば前回以上に政党対決の様相を深めるとの見方も出ている。

  深谷氏は前回06年の同町長選挙に無所属で初挑戦。中屋敷氏との一騎打ちを繰り広げた。4年に1度の町長選で無競争は好ましくないという選挙待望論が町民の間にあり、深谷氏をめぐる動きを後押ししている。深谷氏は取材に対して「対抗馬がなくて(選挙を)やらないのはだめだという地元や周囲の声がある。あとはわたしの気持ち次第」と話す。周辺によると政党への推薦要請など出馬環境を整えるための準備作業もあるようだ。

  現職の中屋敷氏は、3選を目指し6月定例議会で正式に出馬表明。今年度は町後期基本計画の最終年度で、現在は新しい総合計画を策定中。公約についても「基本的には2期目のものを中心とするが、住民の意識調査も踏まえて足らざるものは足し、補わなければならないものは補って新たに作っていきたい」と話す。政党への推薦要請などは行わず、無所属での出馬を考えている。

  前回選挙では中屋敷氏が6021票、深谷氏が5436票を獲得した。政党への推薦要請は行わずに無所属で出馬した両氏。しかし選挙戦では中屋敷氏陣営は自民党国会議員らがマイクを握り、深谷氏陣営は元町長の川口民一氏をはじめとする民主系が支持に回った。

  政策面では中屋敷氏はデマンドタクシーなど1期目の実績をアピールし、20の政策を盛り込んだマニフェストを掲げて戦った。対する深谷氏は民間企業で培ってきた感覚を町政に吹き込むと訴えた。

  雫石町長選挙は10月19日告示、同24日投開票。7月11日現在の有権者数は1万5222人(男7246人、女7976人)。

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