2010年 10月 1日 (金)

       

■ 矢幅駅前開発にゴーサイン 総事業費100億円を超す

     
  矢幅駅前東口の街路  
 
矢幅駅前東口の街路
 
  矢巾町の玄関口JR矢幅駅東口を整備する矢幅駅前開発は9月30日、NIPPOグループが設立した特別目的会社の矢幅駅前開発(小野裕幸代表取締役)との契約議案が同町臨時議会で賛成多数で可決された。これにより矢巾町最大のプロジェクトが本格的に動き出す。

  同整備は矢幅駅東口の駅前地区11・6fの土地区画整理について、民間資金を導入して2011年度から5年間で整備する。上下水道、道路などのインフラ整備、駅前広場、水路、公園、矢巾町商工会が策定したパティオ構想にある複合施設(地域交流スペース、子育て世代活動支援センターなどが入る)の整備が行われる。

  施設整備、維持管理、運営費など含めた全体事業費は町の年間一般会計予算を上回る107億5千万円。矢幅駅前開発(以下SPC)との契約は施設整備、建物移転補償、事務費など約84億957万円。

  臨時議会で川村他人夫氏(無所属)は「矢幅駅西口を含めた開発費は162億円。この返済は大丈夫なのか。大規模開発による財源負担増、税収も今後伸び悩む見通しを考えると財源に余裕がなく、インフラ整備や福祉などに影響が出ないのか」と、町財政の懸念を示した。

  川村光朗町長は「南昌トンネルの起債は年間1億2900万円返済しているが、平成25年度に終える。公共下水は今年度末には92%の普及になるが、これも26年度にはやれるところはすべて終わる。公共下水には毎年4億円程度の投資をしており、修繕を差し引いた新規は3億円くらい減少する。これらを駅前(整備事業)に充てれば返済のめどは立つ」との見通しを示した。

  議場には普段の数倍の約30人が傍聴。議会での質疑、反対・賛成討論では、うなずいたり、小さく首を振るなどしながら聞き入っていた。

  矢幅駅前開発は議会の契約承認を受け、SPCによる建物調査が行われ、来年1月中旬に駅前地区区画整理審議会で換地計画を審議了承を得た上で、住民への戸別説明、同年秋ごろから工事着手する見通し。

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