盛岡タイムス Web News 2010年 10月 27日 (水)

       

■ 〈過ぎ去りし日〜北上山地の写真帳〉26 木漏れ日 横澤隆雄

     
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  いつものことですが、霧の写真をうまく撮れないものだろうかと思いながらカメラを手にしています。霧が発生する気象条件は秋が一番多いのでしょうが、季節を問わず霧には多くの魅力があります。

  春の新緑、夏のうっそうとした深緑、秋の紅葉、など刻々と変化する風景と霧との組み合わせは写真に格別の彩りを添えてくれるように思います。霧の中にある人々の営みもまた大変な魅力です。

  いつの季節でも、晴れて少しの冷え込みがあったときは朝霧が発生することがあります。ある朝のこと、家の周りが霧に囲まれているのを見て、きょうこそはとカメラを手にあらかじめ目をつけておいた撮影ポイントに向かったのですが、やはり狙いどおりの写真を撮ることはできませんでした。

  あきらめて帰路についたころ、高度を上げた太陽の光が木漏れ日となって、霧の中に美しい光線模様を映し出してくれました。夢中で何枚もシャッターを切り、霧のなかに浮かんだ美しい木漏れ日をとらえることができました。

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