盛岡タイムス Web News 2010年 10月 29日 (金)

       

■ 地域内流通を促進へ 盛岡広域振興局、食産業戦略研が発足

 盛岡広域振興局が設置したもりおか広域食産業戦略推進研究会(座長・新田義修県立大学総合政策学部講師)の初会合が26日、盛岡市の県盛岡地区合同庁舎で開かれた。農業生産者の所得向上と地域産業の活性化を目指した、もりおか広域食産業戦略などについて協議した。

  同戦略は産地の窓口となる農協と地域内食品か企業者等とのネットワーク化を通じて、産地レベルでの実需者とマッチングを図り、管内農畜産物の地域内流通の促進とブランド化等を推進し、生産者の所得向上などを図ろうというもの。期間は2014年度までの5カ年。

  盛岡広域圏は多様な農業が展開され、食品加工等の業者も操業しているが、生産者と実需者の連携では、個別限定的なものが多く地域レベルの取り組みになっていないなどの課題がある。

  このため、同戦略を策定するため、農協や食品加工業者等をメンバーとする研究会を設置した。農畜産物の域内流通促進、農畜産物の高付加価値化、新品目・伝統品目の掘り起こしや普及といった観点から戦略を練り上げていく。

  同局内に6月から設置した同戦略推進プロジェクトチームで検討し、この日示した素案では、取り組みとして域内流通の促進では実需側のニーズにマッチする作型等の検証、安定生産技術の確立、出荷規格・荷姿の検討、生産・流通コストの削減手法の検討、新品目等の提案による新たな産地化などが挙げられている。

  商品開発・ブランド化の推進では、機能性、地域の風習、観光資源、安全・安心等に着目・リンクした商品開発、販路・販売手法の工夫、新たな用途(食べ方)の研究が挙げられている。

  推進主体として、仮称もりおか広域食産業戦略推進協議会を設立し、核となって取り組みを推進する体制が提案されている。
  戦略に基づき県としても来年度の予算に支援事業費を計上したい考えだ。

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