盛岡タイムス Web News 2010年 11月 8日 (月)

       

■ 〈全国高校サッカー〉盛商、全国出場逃す 遠野がPK戦制して優勝

     
  後半終了間際、盛岡商・花坂直人(右)の決定的なシュートはポストに阻まれる  
 
後半終了間際、盛岡商・花坂直人(右)の決定的なシュートはポストに阻まれる
 
  第89回全国高校サッカー選手権大会県大会は7日、盛岡市永井の盛岡南公園球技場で決勝が行われ、4年ぶり16度目の全国出場を目指す盛岡商と、3年ぶり22度目の王座を狙う遠野が対戦。0-0のまま延長を戦い抜いたあとも決着が付かず、PK戦を遠野が5-4で制して全国選手権への出場を決めた。雨の中、多くのサッカーファンが会場に詰めかけ大きな声援を送った。

  午後1時35分、遠野のキックオフで試合がスタート。速いパスでサイドを広く使う盛商の攻撃に対し、遠野はディフェンスがしっかりとブロック。浅いラインの裏を狙う遠野のカウンターを、盛商ディフェンスはキーパーの土井主将を中心に跳ね返した。

  盛商攻撃陣が遠野のサイド深くまで攻め込む場面が増えたものの、決定機には至らず前半を終えた。

  雨が止み始めた後半14分、遠野ベンチが先に動く。中盤の村上に換えてフォワードの田村を投入。盛商もこの試合幾度と左サイドからチャンスを作ってきた田村をフォワードの花坂に交代。互いに1歩も引かず先制点を狙う。後半終了間際、盛商は右サイドから抜け出した花坂が遠野ディフェンダー2人を振り切りシュート。ゴール左隅を狙ったシュートは、惜しくもポストに跳ね返された。

  延長も盛商が遠野に波状攻撃を続け、遠野は必死に食い止める。延長後半6分ころ、盛商は突破を仕掛けた藤村が後ろからのタックルを受け倒れるも笛はならず。伝統校同士の意地の張り合いは互いに譲らぬまま、勝負はPKに持ち越された。

  盛商1人目は藤村。右足でゴール左下を狙って蹴ったボールは遠野キーパー佐々木が読み切って防いだ。盛商は残る4人が決めたものの、遠野は5人全員が成功。盛商は3年前の決勝に続きPKで悔し涙を飲んだ。

  盛商の齋藤重信監督は無言のまま球技場を去った。土井秀徒主将は「試合の中で、みんなでやろうとしていたことは出来たし、前半は特にいいリズムで理想のサッカーだった。結果PKになったのは個々の甘さがあったと思う。今の3年生は全国を経験していなかったので、もう一度齋藤先生を全国で笑わせたかった。きょうの悔しさと、高総体のうれしさを忘れずに後輩たちにはもっともっと上にいけるチームになってほしい」と語った。

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