盛岡タイムス Web News 2010年 11月 17日 (水)

       

■ 感電死のクマ宙づり 雫石町の山中の電柱に

     
  ロープを使い、3人がかりで宙づりのクマを地上に降ろした  
  ロープを使い、3人がかりで宙づりのクマを地上に降ろした  
  雫石町長山有根で16日、電柱にぶら下がった状態で死んでいるクマが見つかった。現場は県道西山生保内線を玄武洞方面に向かい、有根橋から有根沢堰堤方向に作業道を入った途中。クマは電線をくわえたまま既に感電死しており、同日午後から作業員が撤去作業を行った。

  電柱は遠くから見ると何かごみが引っかかっているようにも見えるが、近づいて見るとはっきりとクマと分かる。クマは電線を口にくわえたまま、両手両足をぶらりと下げた状態で死んでいた。作業に当たった人たちも珍しい光景に一様に驚いていた。

  午後2時から始まった撤去作業は、付近の送電をいったん止めて行われた。関係者約10人が現場で見守る中、作業員3人が電柱に上った。体にロープをつけて下ろされたクマは、体長1・5bほど。首の部分に白い模様があることからツキノワグマとみられる。

  クマが宙づりになっていた電柱は、地上から約15bほどの高さ。付近には高い木があるものの、上る際にできる爪痕などは見つからなかった。電柱には作業員が上るための突起がついているが、どこから上ったのかも不明。付近で旅館を経営する男性によると15日午後6時すぎに一瞬停電になったことから、このときにクマが電線に接触して感電したとみられる。

     
   
     
     
   
     
  いたずら目的で上ったのか、何か食料を探している途中で誤って感電したのか、作業員も「何があったのだろうか」と不思議がった。作業員によると町内では過去にクマが感電して電柱などから落ちたことはあるが、宙づりの状態になったのは見たことも聞いたこともないという。「ずっとこの仕事をやっているけど、初めてだ」と空中にぶら下がるクマに驚いていた。

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