盛岡タイムス Web News 2010年 11月 22日 (月)

       

■ 家電店に駆け込み需要 エコポイント満額求めて

     
  エコポイントの半減をPRする家電店の店頭(盛岡市内)  
 
エコポイントの半減をPRする家電店の店頭(盛岡市内)
 
  12月から家電エコポイントの点数が半減するため、盛岡市内の家電店は駆け込み需要でにぎわっている。国が10月8日に減点を発表してから、ポイントを満額求める消費者が家電製品の購入を急ぎ、11月下旬はピークを迎えている。全国でも視聴者の地デジ対応が遅れている本県は、エコポイントによる駆け込みがデジタルテレビの普及率をけん引すると期待される。歳末商戦を前倒しする形で、家電業界は政策効果に潤っている。

  家電エコポイントは11月まで省エネ基準4つ星相当以上が対象。購入者には薄型テレビは7千|3万6千点、エアコンは6千|9千点、冷蔵庫は3千|1万点が付く。12月からは半減し、薄型テレビなら4千|1万7千点に減少する。家電リサイクル加算分は12月まであるが、来年1月からなくなり、省エネ基準対象は5つ星以上にハードルが上がる。

  盛岡市内の家電店ではエコポイントの半減と、来年にかけての制度変更の流れを分かりやすく説明するポップを張り出し、早めの購入を呼びかけている。

  盛岡市緑が丘のベスト電器アネックスカワトク店(宮本一幸店長)は、エコポイントが自社商品券に交換できるメリットなどをアピール。宮本店長は「10月に発表になると液晶テレビ、プラズマテレビなどが売れている。来年は地デジが始まりアナログ放送が終わるため、テレビの売り上げが顕著になっている」と話す。エコポイントの制度変更が、地デジの駆け込み需要も誘った。

  宮本店長は「それだけ県内は潜在需要があるということだが、テレビの在庫が品薄になってきて、アンテナ工事も非常に混んでいる」と話す。ベスト電器の商品券がエコポイントで交換できるため、店頭で一層の買い得感を上乗せしている。「家電製品ではないものを求められれば、百貨店商品券ならカワトクの店内でお買い物もできる」と話し、デパートのテナントとして、一体的な効果を期待する。

  盛岡市青山3丁目のヤマダ電機テックランド盛岡北店(大沢英樹店長)は、エコポイントの半減を詳しく解説する張り紙を店頭に並べた。大沢店長は、「10月の発表以来、平日、土日問わずかなりいらしている。発表と同時に一気に増えた。それまでは下見の方が多かったが、10月中旬以降は買うためのお客さまがほとんど」と、接客に追われていた。

  エコポイントは一時は申請の煩雑さが指摘されたが、簡素化された。大沢店長は「テレビを複数買われた人は、前よりかなり簡単になったと言われる」と話している。

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