盛岡タイムス Web News 2010年 11月 29日 (月)

       

■ 権利守り、適切な支援 県が新しい障がい者プラン素案

 県は新しい県障がい者プランの素案をまとめた。現計画が今年度で期間終了となるため、2011年度から17年度までの7カ年計画を来年3月をめどに策定する。障害者基本法に基づく障害者計画と障害者自立支援法に基づく障害福祉計画から成り、障害者計画を見直しの対象とし新プランを策定する。障害福祉計画は計画最終年度の11年度に見直す。

  見直しに当たっては障害児をめぐる現状や障害者福祉をめぐる最近の動向などを踏まえ、4つの方向性に整理。施策推進の体系と取り組みを計画に盛り込む。

  基本目標として「障がいの有無にかかわらず、それぞれの力を生かし、共に助け合いながら、いきいきと暮らすことができる『共に生きるいわて』の実現を目指す」。

  計画の対象として、障害者自立支援法の障害者(児)、発達障害者支援法の発達障害者(児)のほか、高次脳機能障害、難病、ひきこもり等のために生活上の制限があり、支援が必要な人について幅広く対象とする。

  施策の基本的方向として@障がい者の権利を守り、谷間のない適切な支援を提供しますA健康な心と体を育(はぐく)み、ライフステージに応じた切れ目のない支援を提供しますB障がい者の自己選択・自己決定に基づく、自立と社会参加を促進しますC障がい者が必要な支援を受けながら、安心して暮らしていける地域をつくります|の4つに整理した。

  主な取り組みとして@では不利益な取り扱いの解消と虐待防止、専門性の高い相談体制の整備、発達障がい・高次脳機能障がい・ひきこもり等への支援の充実など。Aでは母子保健の充実やこころと体の健康づくりの推進、療育支援ネットワークの構築、早期からの継続的な特別支援教育の実施、施設や地域における高齢障がい者への支援の充実など。

  Bでは一般企業への就労の促進と福祉的就労の場の充実、スポーツ・文化芸術活動の推進など。Cでは在宅保健福祉サービスと施設入所サービスの充実、入所施設や精神科病院からの地域移行・地域生活支援の推進、ボランティア・NPOなど住民参加による生活支援などを盛り込む。

  策定に向け、今後は関係団体との意見交換会、素案に対するパブリックコメントを実施。計画で現行通り設定する9圏域ごとの意見交換会、議会報告などを経て3月をめどに策定する。

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