盛岡タイムス Web News 2011年 1月 3日 (月)

       

■ 大荒れの年明けに 「二つ玉低気圧」が大雪もたらす

 県内は大荒れの年明けとなった。日本海側と太平洋側の二つの低気圧に挟まれ沿岸北部などを中心に風雪が強まり、積もった雪で倒木や雪崩が発生する事態となった。列車のダイヤは乱れ、JR釜石線では列車が一時立ち往生した。国道455号が盛岡市下米内から岩泉町にかけて通行止めとなるなど各地で30を超える道路に通行規制が敷かれた。停電は7万世帯を超えた。東北電力などが復旧作業を続けているが道路や電気などライフラインはまだ全面復旧には至っていない。

 盛岡地方気象台によると、12月31日からの大荒れの天候はいわゆる「二つ玉低気圧」が要因の一つになった。二つ玉低気圧に挟まれると風雨が強まることが知られている。30日に日本海側に発達した低気圧が発生したところに、太平洋側に発生した発達した低気圧が31日に三陸沖に進んで、二つの発達した低気圧の間に本県が挟まれる形になった。そこに冬型の気圧配置が強まったことで、強風と大雪をもたらす最悪の条件がそろった。

  風雪は沿岸部を中心に強まったが、葛巻町など東風の影響を受けるところでは、より風と雪が強まったという。地形要因も作用し内陸でも大荒れになった。

  これによって各地で積雪量の記録を更新する大雪となった。葛巻では1日午前4時に114aの通年記録を観測、岩手松尾でも12月31日午後10時に75aの通年観測記録を更新した。12月としての積雪記録では奥中山で111a、二戸で41a、葛巻で109a、岩泉で30aの記録を更新、1月の積雪記録では奥中山で110a、区界で105a、遠野で45aなどとなった。

  盛岡では、31日午前5時の積雪が20aだったが、午前8時には35aに増え、午後1時からの降雪で午後10時には最大53aに達した。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします