盛岡タイムス Web News 2011年 1月 6日 (木)

       

■ 新年は攻めの姿勢へ 盛岡地区経営トップに聞く

 新しい1年の社会活動がスタートを切った。景気低迷で地方は一段と厳しい環境に置かれているが、県内トップ経営者は新年をどう見ているのか。5日開かれた盛岡商工会議所新年交賀会で出席したトップたちに聞いた。厳しい状況認識は同じだが、その中にも明るい展望を抱き攻めの姿勢を示す経営者が多かった。岩手のこの1年も展望が開けるのか。 (経済取材班)

  ■信念持てば見通し明るく

  盛岡商工会議所の玉山哲副会頭は「去年の後半から見ても、個人の預貯金は増え、消費マインドが上がらないが、生計そのものは成り立っている。エコポイントは一段落したとはいえまだ好調なようだ。創意工夫したい。今年の盛岡は、観光キャンペーンを張って、北東北はまだまだ夏あたりから上向き加減に持って行けるという信念を持っていけば、見通しを明るくしていける」。

  ■景気の右肩下がりはとまる

  テレビ岩手の矢後勝洋社長は「今年は地デジの年。デジタル化を予定通り進める。幸いにして岩手でも(普及率)89・7%くらいになり、デジタルテレビの普及率は90を優に超えたのではないか。ほっと一息だが気を緩めないで新放送時代に入りたい。昨年やおととしはあまりに悪すぎた。景気は右肩下がりは止まるのではないかという期待はある」。

  ■円高は海外旅行にプラス

  近畿日本ツーリスト盛岡支店の蛭間雅人支店長は「旅行業界はアゲインストな状況がここ数年続いている。本年の景気が良くなってもらい、皆さんが旅行に行くようなムードができれば業界も良くなるのでは。景気の高揚感を期待している。少しでも不安な要素があると、旅行に行こうというムードはそがれる。しかし円高は海外旅行にプラスなので行きやすい状況」と話した。

  ■気持ちを前向きにすれば景気上向く

  イオンスーパーセンターの奥野善徳社長は「ちょっと良いおすしなどが売れた。節約疲れと言われるが、晴れの場では家でぜいたくという傾向があった。福袋の動きなどは良かった。ただ雪にやられて大変だった。玉山の店は4号線がストップして。今年は良くなるのではないか。消費は卯年で跳ねてジャンプしてくれるといい。明るさが見えて底は脱した感がある。気持ちを前向きにすれば景気も上向く」と話した。

  ■住宅エコポイント継続で

  東北ミサワホーム盛岡支店の階弘喜支店長は「(住宅着工は)今年は少し、上向きになっている。政策で追加のものが出てくるともう少し上向きになる。動きはプラスになっている。住宅エコポイントが継続し、さらにプラスになるものが出てくればいい。(盛南の宅地は)今一番人気があるので値段が今のまま横ばいであれば」。

  ■空気の力で効果を

  吉田建装の吉田伸一社長は「建築業界は厳しい状況がまだ続くのではないか。ただ苦しいと言っているだけではだめ。新しい事業として空気触媒という事業を進めていきたい。今は建物は抗菌や消臭がキーワードになっている。空気の力によって効果を出していきたい。今まではなかなかそういうものを前面に押し出すことができなかったが、閉塞(へいそく)感からがらりと新しいものに変わっていく」。
 

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