盛岡タイムス Web News 2011年 1月 8日 (土)

       

■ 巣子駅線用地で地権者合意 建物移転し明け渡しへ

     
  都市計画道路巣子駅線の工事現場(写真奥中央が移転予定となる建物)  
  都市計画道路巣子駅線の工事現場(写真奥中央が移転予定となる建物)  
  滝沢村のIGRいわて銀河鉄道巣子駅前の都市計画道路巣子駅線の用地交渉をめぐって村と地権者男性が7日までに、道路築造事業地内の建物などを今月末までに移転することで合意に達したことが分かった。村と地権者、県による三者協議が6日に行われ、地権者が自主的に更地にして引き渡すことを申し出た。

 巣子駅線は巣子駅と村道巣子野沢線を結ぶ延長200bで、この用地部分が未整備となっていた。これに関して地権者と村との用地交渉が長期にわたって難航。村は09年1月27日に県収用委員会に対して土地収用法に基づく裁決申請を提出し、同2月17日付で受理されていた。

  同委員会の明け渡し裁決に基づく土地の明け渡しが行われなかったことから昨年6月に村は県に対して代執行を請求。今月17日以降に代執行となる予定だった。県では今回、地権者と村が合意に達したことから代執行を見合わせることにした。

  地権者の男性は「村に対しては不服なところもたくさんあるが、今月中に移動することにした」と話す。男性によると村には昨年4、5月から代替地を譲ってほしいと言ってきたが、これまで金額で折り合いがつかなかったという。

  村では今後、同路線の年度内の開通に向けて工事を進める予定。06年3月の巣子駅開業から約5年が経過し、ようやく駅と主要路線を結ぶ道路が完成することになる。

  柳村典秀村長は「長年、利用者の方々には不便をかけてきたことをおわびすると共に、今後3月の工事完了を目指して全力で取り組む。地権者の方にさまざまご心痛をかけたことを深くおわびし、事業に理解をいただき円満に解決できたことに厚く感謝する」とコメントした。


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