盛岡タイムス Web News 2011年 1月 21日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉12 草野悟 猫の駅員さん

     
   
     
  これ、なんだかわかりますか?この場所は三陸鉄道の宮古駅のホームです。サンマをくわえた猫。サザエさんじゃありません。三陸鉄道を勝手に応援する会が駅を楽しくしようとする活動の一環で寄贈しました。この猫ちゃんの下には、大きな丸太の中に大きな熊さんが眠っています。一見の価値ありですよ。

  盛岡で廃材などで彫刻をしている植野さんご夫婦が、わざわざ凍った区界の道をとことこ運んでくれました。総勢4匹の猫の駅員さんとサボってばかりいる熊さん駅員の5匹が無事着任いたしました。

  さすがに港町。宮古にふさわしくサンマをくわえています。大きなサンマ。脂がのってますね。植野さんは、できる限りリアル感を出すために、何匹もサンマを買ってきて研究してくれました。

  おかげで猫駅員がくわえているサンマは、まるで生きているようです。奥様曰く「毎日サンマを食べてました」と。ありがとうございました。

  小さなお子様が「う、う、う、」と近寄っておそるおそる頭をなでてくれました。「動かない…」とジーと見ていました。さすがに女子高校生の皆さんは「かわいい…キャー」ととっても楽しそうです。

  殺風景な冬の駅のホームは、ドラマのシーンではいい味を出すのでしょうけど、こんなかわいらしい駅員の横では悲しいシーンは撮れませんね。笑い顔いっぱいにしたい、勝手に応援する会は全駅制覇、無人駅にも駅長舎をぜんぶ設置、これが目標、頑張ります。

  この猫の駅員さん、これから春になるまで「寒い」なんて決して文句を言いません。三陸鉄道の幹部の人たちはとっても寒がりなんですけどね。
(岩手県中核観光コーディネーター)

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