盛岡タイムス Web News 2011年 1月 22日 (土)

       

■ 灯油価格3年ぶりの高水準 県生協連、1リットル5円アップの89円に

 県生協連(加藤善正会長)は21日、盛岡市のプラザおでってで灯油委員会を開いた。30日から3月19日までの灯油の暫定価格を、配達・定期巡回給油で1g89円(電話注文90円)と決めた。現行の暫定価格に比べて5円の値上がりで、生協連としては08年の原油高の時期に次ぐ過去2番目の水準となった。同日は生協連役員が県庁に松川求環境生活部長を訪れ、今年の厳冬を踏まえて、灯油高の抑制や福祉灯油の実施を要請した。

 灯油委員会では今シーズンの原油情勢について、金融危機で沈静化していた投機マネーが再び流入していることや、元売側が灯油を低在庫にして価格が上がっていることなどが報告された。灯油はガソリンや軽油に対して独歩高となっているという。

  現行の暫定価格の84円を5円値上げして1g89円、18g1602円とした。前年同期の76円に比べると1gあたり13円高く、08年2月の97円に次ぐ水準となった。

  県生協連の菊地靖専務は「原油が相当値上げされ、原油の値段以上に国内灯油価格が高くなっている。元売りが需要期に他よりも灯油を上げるのは不当だ」と述べ、「冬の灯油代が家計に大きな影響を与える」などと消費者の立場から批判した。

  このあと役員が松川部長に▽需給を反映した原油価格となるよう日本が率先して各国と連携し、投機マネーの規制を▽灯油価格については石油元売り各社への行政不介入の立場を改め、規制や監視を強める▽福祉灯油が県や市町村で実施されるよう国からの補助金を|の3項目を要望した。

  松川部長は「昨年から年明けまで上昇基調にあるのは承知している。県も灯油価格は県内4地域に分けて調査しているので、3月までしっかりやりたい。わたしどもの価格動向調査と合わせて内容を伝え、福祉灯油についても所管に伝えたい」と答えた。

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