盛岡タイムス Web News 2011年 1月 30日 (日)

       

■ 福祉ロボットのレンタル開始 脚力補い歩行助ける

     
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  最新技術が搭載されたロボットスーツHAL福祉用
 
  盛岡市愛宕町の医療機器などを取り扱っているケア・テック(餘目正敏社長)は1月から、サイバーダイン社(山海嘉之社長、本社茨城県つくば市)の「ロボットスーツHAL福祉用」のレンタル取り扱いを始めた。HALは下半身に障害のある使用者や、脚力が弱くなった人の筋肉の代わりとして動作を補助する。上海万博で最新技術として紹介されるなど、患者の自立支援や運動訓練に期待が高まる。

  HALは腰から専用の靴までの下半身側面に接続して使用する。股関節とひざの外側の位置にあるモーターが動き、起立や歩行、階段の上り下りなどの動作を補助。専用靴に重心の移動などを計測するセンサーが装着され、転倒など急な事故にも対策が施される。総重量は約12`。機材一式が接続された専用靴に乗り込む形で使用するため、重さはほとんど感じない。電源は充電式で、約40分の充電で約1時間稼動できる。サイズはS・M・Lの3種類で、両足用と片足用がある。

  皮膚につけたセンサーが体を動かす際に発生する生体電位を観測し、腰のコントロールユニットが解析する。解析した情報を元に、各部に適切な指令を送ることで使用者の筋肉と一体的に関節を動かすことを可能にした。体験したケア・テックの小川美香さん(30)は「動こうと思えば自然に足が出て、足を持ち上げてくれる感覚。機械に動かされる感覚はない」と話す。

  同社営業第一課の権谷寿典課長は「立てなくなって自信をなくした人が装着して立ち上がると周りからも歓声が起こる。1人でも多くの方に装着していただいて、自律支援ができれば」と期待する。

  問い合わせはケア・テック(電話654−3638)まで。

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