盛岡タイムス Web News 2011年 2月 4日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉14 草野悟 「鮑めし」、声を失ううまさ

     
   
     
  2011年の幕開けは、沿岸部を襲った爆弾低気圧の影響で、三陸鉄道の初詣号も20年ぶりに運休となりました。宮古ではシンボルとも言えるラサ工業の巨大な煙突に落雷があり、街の人は「生まれて初めての大きな地響き」と、かなり怖かったそうです。

  停電も県内各地で相次いだようですが、そんな悪天候でもびくともしない人たちがたくさんおりました。「もともと薪(まき)ストーブだから、電気がねくでもびくどもしね」と川井のご老人が言い、「鮑(あわび)めしあっためて食ったから・わはは」と島越のお母さん。そうなんですね、電気がないと何もできない私たち。毛布や布団にくるまって「う〜、さぶいー」と震えるだけなんです。

  三陸鉄道北リアス線の中間に位置し、目の前が島越港の絶景ポイントにあるのが「カルボナード島越駅」です。

  この駅の2階がティールームになっておりまして、ここが食事や休憩ルームとなります。この島越の駅員さんたちのグループが「普段通り」作ってくれるのが写真の「鮑めし」です。単なる鮑めしです。小難しいネーミングはありません。

  まずは一口、「もぐもぐ」、次に二口「もぐもぐ」。まったく感想なんて無意味です。何とも甘く、柔らかく、歯に当たる微妙な感触。ご飯の中に染みわたる鮑様の肝の香り。「幸せだなあ」と加山雄三っぽくため息をついてしまいました。

  さらにこの日は採れたての原木シイタケの天ぷらに、目の前の海の海藻煮付。たっぷり野菜のみそ汁など、メタボ気味の私には腹いっぱい食べられる健康メニュー。ごちそうさまでした。この料理、「駅―1グルメ」に登録されましたので、3月まで予約して食べられますよ。【予約は島越グスコーブドリの会 0194-33-2115】

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