盛岡タイムス Web News 2011年 2月 25日 (金)

       

■ 盛岡市長選出馬、谷藤氏が正式表明 対抗馬擁立が焦点に

     
  3月定例会冒頭、盛岡市長選へ3選出馬を正式表明した谷藤裕明氏  
 
3月定例会冒頭、盛岡市長選へ
3選出馬を正式表明した谷藤裕明氏
 
  盛岡市長の谷藤裕明氏(60)は24日開幕した市議会3月定例会の演説で「地方にとって厳しさを増しているこの時代を必ずや乗り越え、活力ある盛岡市を築いていくため、次期市長選に臨み、引き続き市政を担う決意を固めた」と3選出馬の意志を正式表明した。政党への推薦については「幅広く支援していただけるようにしたい」とのみ述べた。市長選は8月に行われる予定。民主党、共産党が具体的な絞り込みに至っていないが、対抗馬擁立を模索し続けている。

  谷藤氏は冒頭の所信表明演説で出馬表明した。「かじ取りが難しい現代社会の中で、郷土の先人石川啄木のように次代を切り開く感性を身につけ、市民起点から市民ニーズを正しくとらえ、将来世代まで普遍的に評価されるまちづくりがなされるよう全力で市政を担ってまいる」と決意を示した。

  「市長就任2期8年、市民感覚を市政に生かすべく、あらゆる改革に取り組み、財政再建や中核市移行など、市勢発展に努めてきた。しかしながら人口減少と少子高齢化の同時進行や地域主権改革の推進などによる今後の地方の状況を考えると、本市においても課題は多い」とも述べた。

  谷藤氏は昨年秋以降、3選出馬について「残任期の全う」「しかるべき時期に判断したい」と繰り返しつつ、出馬への意欲をにじませてきた。今月2日開かれた後援会連合会(村井軍一会長)拡大役員会で、出馬要請を受け、事実上3選出馬の意志を表明した。

  4年前の前回と比べても、事実上の表明はほぼ同時期。選挙時の公約については今後検討する。前回は選挙戦1カ月を切った8月初旬に公約を公表した。

  市議会では谷藤氏の表明を第1会派の盛友会などが支持。後援会連合会では24人の市議団が紹介されており、複数の会派の議員が支持している。

  民主党県連では第1区総支部(総支部長・階猛衆院議員)を先頭に対抗馬擁立を前提に動いている。県連副幹事長の高橋重幸市議(市民連合)は「党本部の方でしかるべき人の擁立に動いていると聞いている。県庁所在地の首長選挙は候補を立てるのが党の方針」などと説明している。

  共産党市議団の庄子春治氏は「われわれとしては谷藤市政に対する考え方を持っており、その点のことを市民に訴えて選挙を戦いたいと思っている。具体的な候補者の擁立までは現時点でない」と説明。当面は4月の統一地方選への取り組みが優先されるという。

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