盛岡タイムス Web News 2011年 7月 3日 (日)

       

■ 〈東日本大震災〉SAVEIWATEが避難者に物資を提供 第二分団番屋に拠点

     
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  「SAVE IWATE物資部」で生活に必要な物資を選ぶ被災者ら  
  被災者支援チーム「SAVE IWATE」物資部は、盛岡市鉈屋町の消防団第2分団旧番屋で市民や企業から寄付された救援物資を被災者へ無償提供している。市内へ避難している住民や沿岸部の親戚へ物資を届ける人たちが連日訪れる。依然として物資支援を必要としている人が多いことから、物資部では随時物資の提供を受け付けている。

 番屋には洗剤や石けんなどの日用品から、靴、食器、本などさまざまなものが並べられている。平日は30〜40人、土日は約50人が訪れる。訪れた人は物資の中から生活に必要なものを選び、紙に記入して持っていく。市内で新しい生活を始めた人の中には、家財道具が何もない状態の人もいる。沿岸部でも地域によって店が再開したところがあるが、今後の生活を考えてなるべく節約したいのが被災者の正直な気持ちだという。

  沿岸部から盛岡市内の市営住宅に生活の拠点を移した女性(57)は、国語辞典や殺虫剤、線香などを持ち帰った。「きょう初めて来たが、本当にありがたいです。ある程度のものはいただいたが、何もかも買わなければならない。車もないし、まちも分からないから買い物が大変。もっと早く知っていれば」と話した。

  盛岡市の40代の女性は宮古市や山田町にいる親戚に届ける物資を求めて立ち寄った。被災した住宅を修繕して住んでいるために仮設住宅入居とはまた状況が異なり、支援はなかなか受けづらいのが現状だという。「全部流されたので、バッグや靴、バスタオルなど普段使うものなら何でも喜ばれる」と提供物資のありがたさを実感していた。

  震災から3カ月が経過し、求められる救援物資や提供方法に変化が出てきている。物資部でも震災直後は沿岸部を中心に物資供給してきたが、5月ころから盛岡市内に引っ越してきた方が直接受け取りに来るケースが増えてきた。物資も毛布や冬用衣類、すぐに食べられる食品などの要望が高かったが、夏を前にタオルケットや殺虫剤、下着などの需要が増えてきた。

  物資部の漆戸朗夫部長は「普段の自分たちの生活を振り返ってもらえれば、仮設住宅で足りないものが分かる。寝具も夏は毛布ではなくタオルケットが必要になる。贈答品などでもし不要なものがあれば、できるだけ新品で提供していただければ」と市民に物資提供を呼び掛ける。

  現在、需要が高まっている物資は、米、調味料などの食料全般、衣装ケース、除湿剤、殺虫剤、下着、タオルケット、時計、国語辞典、洗剤、トイレットパーパー、炊飯ジャー、ポットなど。大量の物資を提供したい場合は、事前に電話で申し出てもらえると対応しやすいという。

  物資部が開いている時間は平日が午前10時〜午後3時、土日祝日は午前9時〜午後3時。問い合わせは同市鉈屋町9の36、SAVE IWATE物資部(電話019|604|7622)まで。

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