盛岡タイムス Web News 2011年 7月 7日 (木)

       

■ 盛岡市の支援拠点かわいキャンプが開所 被災地へ1時間

     
  盛岡市や沿岸市町村の関係者が出席したかわいキャンプの開所式  
 
盛岡市や沿岸市町村の関係者が出席したかわいキャンプの開所式
 
  盛岡市が沿岸被災地の支援拠点として宮古市川井地区の旧宮古高校川井校に設置した「かわいキャンプ」(所長・瀧野常實盛岡市社会福祉協議会常務理事)が6日、開所した。ボランティアの無料宿泊所や支援物資の集積場所として活用。沿岸被災地へ車で1時間足らずの立地条件を生かし、より効果的な支援を目指す。施設の運営は同社会福祉協議会が請け負い、ボランティアのコーディネートや被災地のニーズとのマッチングも担う。

  開所式には盛岡市や市社協をはじめ、主な支援先となる宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村、支援拠点として連携する遠野市の関係者、地元川井地区の住民ら約50人が出席した。

  谷藤裕明盛岡市長は「被災地の復興には長い時間がかかる。県都として後方支援の責任を果たしていきたい」とあいさつ。同社会福祉協議会の桑島博会長は「市社協一丸となって責務を全うしたい」と決意を述べた。

  旧川井校は3階建て校舎、格技場、グラウンドなどがあり敷地面積は約1万3500平方b。教室に畳を入れるなどし、男女別のボランティア休憩室、ミーティングルーム、食堂兼全体打ち合わせ室などを整えた。調理室で自炊でき、校舎前に設置した簡易シャワー3基が使える。駐車場は約50台分。1日当たり約100人の利用が可能。

  ボランティアの希望者であれば、個人でも団体でも利用でき、被災地までの移動もマイクロバスなどで支援する。沿岸市町村の災害ボランティアセンターと連携し、個人に対しても、参加できるボランティアを紹介できる。利用料は無料。開設期間は来年3月までをめどとし、その後は利用状況を見極めて判断する。
     
  教室に畳を入れ、ゆっくり休めるようにしたボランティアの休憩室  
 
教室に畳を入れ、ゆっくり休めるようにしたボランティアの休憩室
 

  施設スタッフは市社協職員5人と地域から新たに雇用した8人の合わせて13人。交代で施設に泊まり、ボランティアのコーディネートや受け付け事務などに当たる。運営資金は国・県の緊急雇用創出事業を活用している。

  6日現在、個人ボランティア15人の利用申し込みがあり、同日も4人がキャンプから被災地へがれき撤去に向かった。学生らが夏休みを迎える、これからの季節、県内外からの多くの利用を期待している。

  盛岡を拠点に被災地支援活動を展開するSAVE IWATEの寺井良夫代表理事は「全国の人がボランティアに参加しやすい施設ができたと思う。気持ちがあっても、最初の一歩を踏み出せなかった人を応援できる。キャンプの運営にも積極的に関わっていきたい」と話していた。

  かわいキャンプ(宮古市川井1の60の3)の問い合わせ、利用申し込みは電話0193-76-2005。

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