盛岡タイムス Web News 2011年 7月 10日 (日)

       

■ 平野復興相が「初来県」 達増知事と面談、国の協調姿勢をアピール

     
  知事からの要望を聞く平野復興相  
 
知事からの要望を聞く平野復興相
 
  平野達男復興相は9日、大臣として初めて岩手、宮城を訪問した。岩手県庁では、報道陣に対し「一日も早い復旧・復興を実現し、産業、特に三陸の場合は水産業、関連産業が中心となると思うが、その復活をすることに尽きる」と意気込みを語った。達増知事との面談では、市町村の復興計画づくりでは「強力に後押しするのが県と国の役目。ぜひタッグを組んでやらせていただきたい。これから長い闘いになるが、できるだけ短い闘いにできるよう共に頑張っていきたい」と、地方と協調、協力して復旧・復興に当たる姿勢を強調した。

  発言問題で前大臣が早々に辞任して5日に副大臣から昇格して就任した平野復興相。就任前から予定していた久慈市での復興対策本部の市町村との意見交換会に出席。地区の4市町村長らと意見交換後、県庁で達増知事らと面談し、宮城県で村井知事と面談後、帰京した。

  平野復興相は岩手県庁で報道陣の取材に対し「これから復旧・復興を本格化させなければならない。その前に復興基本方針、市町村レベルで復興計画を作っていかなければならない。それに向けて万全の態勢で努力していきたい」と抱負を語った。

  松本龍前大臣の発言問題については「一連のことでさまざまお騒がせしたということで、松本さん自身が職を辞したことで一段落ついていると思う」と、被災地への謝罪などはなかった。

  達増知事との面談では7月中にまとめる予定の復興基本方針では、自治体の意見を聞く姿勢を示し、復興段階に入れる地域から「早く工事に着手できる環境づくりに努めたい」と、迅速化にも目を配った。

  県からの要望に対し、復興特区制度について「国でも具体化を進めており、ある程度の骨格が固まった段階で、県、市町村をはじめ意見を聞いて素案をできるだけ早く出したい」との意向を示し、手続きの簡略化、規制緩和、税制の問題が基本的な柱になるという。

  この中の土地利用調整については「農振法と都市計画法の枠組みを撤廃するなど今までにない大胆な枠組みを考えており、使い勝手のいいものにしたい」と一元化を進める考え。

  農林水産業では三陸水産業の復旧復興は「地域再生のかなめ中のかなめ。活況を呈するように持っていければ。三陸は海があるから絶対に強いと思う」などと、岩手出身で、大震災後から政府の対策に関わっていることもあり、被災地との距離の近さを見せ、達増知事は平野復興相の発言に何度もうなずいていた。


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