盛岡タイムス Web News 2011年 7月 14日 (木)

       

■ 「3・11」以降、家庭のごみが減少 盛岡市分析、市民の意識に変化?

 盛岡市環境部によると、市内のごみ排出量が3月11日の震災以降、減少しているという。盛岡地域で家庭から出る可燃ごみは例年3月で約3500dだが、約3千dにとどまった。震災直後に燃料不足で収集回数が一時減少した点はあるが、4月も例年の排出量より減っている。節電が奨励される中、「震災を機に市民に何らかの変化があったのかもしれない」と分析している。

  13日の第1回ごみ減量資源再利用推進会議(座長・佐藤時夫市町連副会長、20人)で説明された。2010年度の市内のごみ総量は計画で11万1254d(09年度実績11万2569d)に対し、10万9289dと1・8%減。1人1日の排出量は計画1024cに対して1005cだった。

  盛岡地域では2010年度、家庭系可燃ごみが09年度の4万4520dから4万2393dと、前年度比4・8%減った。

  昨年8月から同地域と都南で紙製・プラスチック製容器包装リサイクルがスタート。従来可燃ごみに含まれていた紙製容器135d、プラ製容器492dを除くと4万1766dとなり、前年度比6・1%の減になった。可燃ごみ自体が減少に転じた。都南でも同様の傾向にあるようだ。

  推進会議で狩野悦子委員(公募)は「3月のごみは生ごみだけ集積所へ出し、紙類は出さず、匂いのしないものをビニール袋に入れておいた」と主婦の視点で述べた。

  千葉芳幸部長は「当時は消費経済活動が停滞した。物資不足もしばらく続いた。意外なのはその後にリバウンド的な排出量の増加が数字として現れていない」と説明した。

  副座長の松村ウメ子委員(環境アドバイザー)は「震災を契機に身近な節電(節約)を心がけ、気にするようになった」と自らの取り組みを紹介した。

  「涼しいうちに夕食の下ごしらえを済ませておく。冷蔵庫に詰め込みすぎないというのは、夏は難しい。生ごみも干して重量を減らしてから出す。洗濯物は汚れたものを洗濯機で洗い、手洗いで済むものも多いので脱水機だけ使うとか」などと説いた。


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