盛岡タイムス Web News 2011年 7月 19日 (火)

       

■ 〈盛岡市長選〉民主が独自候補擁立を断念

     
  会見した階氏、支部幹事長の佐々木博県議(左から)  
 
会見した階氏、支部幹事長の佐々木博県議(左から)
 
  民主党岩手県第1区総支部長の階猛衆院議員は18日、盛岡市内で会見し、任期満了に伴う8月の市長選について独自候補の擁立見送りを発表した。現職の谷藤裕明氏(61)=無所属=と「連携」して選挙戦も積極的に支援する考えを述べた。同支部と自民党盛岡市支部(支部長・樋下正信県議)は近く谷藤氏の市長選マニフェストについてそれぞれ政策提言する。事実上、保守系政党は推薦要請していない谷藤氏に「相乗り」するスタンスを取った。

  党の方針では市町村長については原則2期までとし、3選を目指す谷藤氏に対抗馬を擁立するのが筋論だ。

  階氏は「具体的な人数は申し上げられないが、(対抗馬の)交渉してきたということはある」と明かした。「しかし、震災で状況が一変し、今は復旧復興を最優先に考えるべきではないかという声が党内、支部内でも次第に強まった」と説明。

  今月10日に谷藤氏と達増知事と3者で懇談し「知事も震災復旧復興を最優先に国・県政と市政が連携していくべきと話した。私もそれに異存がないので連携してやっていこうと谷藤氏とも合意した」と述べた。

  民主では、谷藤氏が出馬した過去2回の市長選で対抗馬を立てず「自主投票」で臨んできた。「今回いきなり公認・推薦となると支援者の中に違和感のある方がいらっしゃるだろうから、連携という方向をとった」と階氏。選挙戦になれば積極的に支援するという。

  これに伴い谷藤氏のマニフェストに、支部として政策提言を行う。「これを機会に党と市長の間で対等な場で協議しながらやっていこうとなった。あまり細かいことは言うつもりはない」と、市長選後も党との協議の場を設け、谷藤氏と意思疎通を図りたい考え。

  谷藤氏はかつて自民党県議として党県連幹事長を務めた経歴を持つ。市長選転出に伴い離党した。自らを「市民党」と標ぼうし、民主、自民に公認・推薦申請しない「等距離外交」を行ってきた。後援会には民主、自民双方の支持層がいる。

  市議会を見ても、第1会派の盛友会はじめ社民、民主両党の公認がいる市民連合、新盛同志会、改革・みらいの一部や公明、無所属と大半が谷藤氏派。会派、既成政党で共産党のみが対抗馬擁立を「検討中」としている。

  こうした中、政策提言をめぐっては自民側も谷藤氏への申し入れを22日に予定している。谷藤氏が自ら自民側にも提言を求めたとの話もある。谷藤氏のマニフェストは今月中にも公表の予定。

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