盛岡タイムス Web News 2011年 7月 25日 (月)

       

■ 対抗馬擁立、自民諦めず 知事選告示まで1カ月

 東日本大震災で延期になっていた統一地方選の知事選は8月25日の告示まで1カ月となった。自民党県連(鈴木俊一会長)は24日、盛岡市内のホテルで選対委員会を開き、千葉伝幹事長は知事選対応について「県議会他会派と連携して必ず候補を立てるということで進めている」と述べ、民主党籍を持つ現職への対抗馬として非民主勢力による擁立を強くにじませた。

  知事選は3月11日の大震災前に表明している現職達増拓也氏(47)、新人のいわて労連議長鈴木露通氏(60)、盛岡市の会社役員芦名鉄雄氏(66)の無所属3人の立候補は確実で、自民、地域政党いわてなど、共産を除く非民主の政治勢力の動向が目下の焦点となる。

  自民党県連の鈴木会長は同日、選対委員会で「県民党的な県政の運営が、政治姿勢としてまず求められる。しかし、今の県政が特定の政党に軸足を強く置いた運営がなされていることは問題。宮城、福島の知事の発信力をみたとき、岩手県政が震災対策で十分に被災民の気持ちに即した対応しているか疑問」と、現県政を批判。

  「知事選を重要視している。(候補擁立へ)作業を進行している。これから知事候補を立てるという思いで最後まで努力を積み重ねていきたい」と、候補擁立の意思を示した。

  県連は大震災前に擁立を一度は断念したが、5月の大型連休と前後して擁立作業に再び動き出した。しかし、告示前1カ月となった時点でも擁立までには至らなかった。

  千葉幹事長は選対委の中で「現在進行形で擁立に向けて努力していることに理解いただきたい」と擁立断念を否定。擁立に当たっては「今の県政の中で自民党単独は厳しく」、県議会の非民主の枠組みの中で「他会派と連携して必ず候補を立てるということで進めている。今月いっぱい頑張って必ず擁立する覚悟でいる」と、擁立が決まった際の支援協力を要請した。

  千葉幹事長は告示直前までというリミットには戦う体制づくりが困難と、擁立のめどを今月いっぱいとした理由を説明した。

  鈴木会長は「各地を歩けばぜひ候補者を立ててくれという話があり皆さんの気持ちはよく分かっている。何とかそれに応えたい」と、非民主候補の待望論を感じている。

  地域政党いわてのある県議は県政の震災対応への評価は厳しく「立てて戦わなければならない」と、擁立への意欲を示している。

  出馬表明している3人も大震災後、甚大な被災状況などから直接的な事前活動はしておらず、短期戦の様相が強まっている。

  投票日は9月11日。同じく延期となった県議選と同日選で、県議選は9月2日の告示となる。


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