盛岡タイムス Web News 2011年 7月 27日 (水)

       

■ 被災地で活動138日間、自衛隊第9師団が撤収 知事、手を握りねぎらう

     
  第9師団幹部と握手を交わし、感謝を伝える達増知事  
 
第9師団幹部と握手を交わし、感謝を伝える達増知事
 
  東日本大震災津波の発生以来、本県で災害支援活動を続けていた陸上自衛隊第9師団(林一也師団長)は26日、任務を終了し撤収した。達増知事が同日朝の県災害対策本部員会議で撤収を要請。138日間にわたった支援活動は終結した。

  県庁前で開かれた自衛隊への感謝式には、県庁職員ら約300人が出席。林師団長ら第9師団の幹部約30人を前に達増知事が「危険を顧みず任務を果たしてこられたことに心から敬意を表する。今回の災害は自衛隊の支援なくしては対応不可能だった。その活動に多くの県民が深い感謝と尊敬の念を抱いている」と感謝の言葉を述べた。

  これに対し、林師団長は「各地で多くの激励をいただいたことに感謝申し上げる。陸上自衛隊は、いついかなるときでも出動し皆様のそばに立つ覚悟。力強く復興にまい進され、被災地域に多くの笑顔が戻り、美しくよみがえることを祈念する」とあいさつした。

  林師団長に職員が感謝の花束を贈呈。県の幹部職員が「ご支援に感謝申し上げます」の横断幕を掲げる中、自衛隊車両が県庁を後にした。

  自衛隊の災害支援は震災が発生した3月11日から始まり、県内では1日当たり最大1万2千人が活動した。

  第9師団のまとめでは、県内に、陸自は人員延べ60万人、車両延べ34万両、ヘリ延べ約600機を投入。海自は艦艇延べ約60隻、航空機延べ約100機、空自は人員延べ約1万1200人、航空機延べ10機を派遣した。県内での救助者は陸・海・空合わせて約690人、収容遺体は2805体に上った。

  被災者の生活支援活動では給食約160万5千食をはじめ、給水7200d、入浴27万1千人、輸送約1万1100両、洗濯約4100人を支援。がれきは約31万立方bを撤去した。防疫面でも約18万平方bで害虫駆除や消毒に当たった。ほかにも、傾聴支援や音楽隊による激励演奏、三陸鉄道の復興支援、ヘリによる住民のふるさと確認などの支援活動を実施した。


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