盛岡タイムス Web News 2011年 7月 29日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉58 草野悟 ボランティアさん、ありがとう

     
   
     
  沿岸各地に全国からボランティアが集まっています。炎天下の中、側溝の泥をかき出したり、被災した家の後片付けなど体力を必要とする仕事が大半です。鹿児島から北海道まで、三沢からは米軍の若い軍人さんたちまで、年齢もまちまちです。中には3カ月もずっと手伝ってくれている人もいます。

  そうしたボランティアさんたちにお礼をしようと、三陸鉄道を勝手に応援する会の仲間が立ちあがりました。

  宮古市の末広町の会場に200人近くのボランティアさんをご招待。体力をつけていただこうと町内会の飲食店からおいしいごちそうがどっさりと集まり、アサヒビール、浜千鳥、葛巻ワインなどからお酒もたっぷりご提供いただきました。

     
   
     
  アサヒビールの川股さん「こんな協力なら喜んで」と汗だくになってビールをつぎまくっていました。普代村の「くろさき荘」が朝獲れのメジマグロの刺身を保冷車に積んで運んでくれました。「超うめ〜」と絶賛です。

  三沢から応援に来たバンドが若い人たちに火をつけ、「ボランティアは爆発だあ」と感謝のパーティーも最高潮。「俺たちが三陸を復活させるぞー」と雄たけびのうれしいこと。日本中が一つになったようなムードです。

  400人分以上の料理の数々、アサヒスーパードライの生ビール、すべて完食、完飲、見事です。しかもすべて好意で集まった品々とホスト労働力はすべて無償ですから経費はまったくかかっていません。

  横浜から来た美しいお嬢さん「岩手にきて良かった」と泣き出しました。ボランティアの輪が、さらに強固な仲間意識を生みだしました。

  このパワーが被災した地域を勇気づけています。嫌な仕事も多いのに、黙々と働いてくれる姿に思わず涙してしまいます。立派で難しい復興計画もありますが、まずはコツコツ、一歩ずつ、口より先に手が動くボランティアの皆さん、本当に感謝です。ありがとうございました。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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