盛岡タイムス Web News 2011年 7月 30日 (土)

       

■ 〈知事選〉高橋博之氏が出馬会見 無所属で現職に対抗

     
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  花巻選挙区選出県議だった高橋博之氏(36)は29日、盛岡市内で会見し8月25日告示の知事選に無所属で出馬すると表明した。県議会会派の自民クラブ、地域政党いわて、社民党の議員らが参画して設立する、いわて復興県民の会(会長‖畠山さゆり・株式会社惣兵衛代表取締役)が擁立する非民主党の候補になる。3会派の代表も会見に同席した。高橋氏は同日、地域政党いわてを離党し、県議も辞職。政党への推薦要請はしないが、県民の会参画県議やボランティアを主体に選挙態勢を組み、一政党に偏らない県民党的立場で、幅広く県民に政策を訴える。

 会見では被災地で活動し被災者と接する中で「もっと大きな声で若者たちに呼びかけていきたい。復興の先頭に立ちたいという思いも芽生えてどんどん大きくなってきた」と知事選へ傾いた思いを語った。「133万県民のリーダーになるには自分がやりたいという思いだけではやれない。復興県民の会が立ち上がり、私に声を掛けていただき、これは天命と思い定め、二つ返事で迷わず受けた」と出馬を表明。

  基本公約「情熱いわて」では「被災地復旧」として生活再建を加速し、確かな復興へ取り組むこと、「岩手を開墾する」として岩手の足下の豊かさを掘り起こし、都市と連携を図ることを挙げ、雇用と生きがいのある県土の創造を訴えていく。今後、さらに復興県民の会と政策をすり合わせていく。

  目指す知事像として自らの言葉で県民に語りかける「発信力」、岩手の進むべき道筋を明確に示し県庁・県民を引っ張る「リーダーシップ」、政局的動きに左右されることなく県民に正面から向き合う県政を実現する「県民目線」を挙げた。

  高橋氏は「今の知事は知事の仕事は知ることだと繰り返し言っている。平時はそういうリーダーシップのあり方もあるだろう。有事、緊急時においては時間的余裕はない。自らの考え方を自分自身の言葉で県民に発信して、県民の皆さんを導いていくことは必要。現知事のこの時点にリーダーシップはない」と達増知事を評価する。

  知事選前に策定見込みの県復興基本計画については「これまでの議論を尊重し、引き続き強力に進めていきたいが、足りない部分は補っていきたい」と尊重した上で独自の要素を加えていく意向。

  高橋氏は「震災後、多くの国民が政治に対して失望している。同じ天を仰ぐ先輩、同志と岩手からそういう政治を変えていきたい。相手は強大でこれまでの常識で考えたら勝ち目はない。新しく立てる旗の下に県民の力を結集すれば必ずこれまでの常識をひっくり返して県民とともに新しい時代の扉を開くことができると確信している」と意気込みを語った。

  知事選には再選を目指す現職達増拓也氏(47)‖民主推薦、新人のいわて労連議長鈴木露通氏(60)‖共産推薦、盛岡市の会社役員芦名鉄雄氏(66)が出馬を予定。4人による争いが確定的になった。

  【高橋博之氏(たかはし・ひろゆき)】花巻市出身。00年4月から中田宏衆院議員秘書、04年12月からNPO法人花巻寺町文化村事務局長などを経て06年、県議会花巻選挙区補選で初当選し07年4月に再選。10年4月の地域政党いわて結党に参画し、離党まで政調会長。青山学院大卒。

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