盛岡タイムス Web News 2011年 8月 11日 (木)

       

■ 〈盛岡市長選〉谷藤氏が独走 「無競争阻止」へ動きも

 任期満了に伴う盛岡市長選は21日の告示まで残り10日となった。立候補を表明しているのは3選を目指す現職の谷藤裕明氏(61)=無所属=ただ一人。10日の届け書類の事前審査にも谷藤氏陣営のみの出席だった。共産は盆期間中か盆明けにも態度表明する考えで、対抗馬擁立を断念していない。また、政党以外で擁立を画策する動きが水面下で進んでいる。現在は無風でも、谷藤氏の無競争になるかは流動的だ。

  谷藤氏は10日、自らのマニフェスト(公約集)を報道機関に発表した。民主、自民の政策提言、前回に続き政策協定を結んだ連合岩手、岩手友愛会の内容も盛り込まれた。現市議会各会派からの予算要望などについても「強弱はあるが、ほとんど網羅されている」との認識を持っている。

  先月26日には後援会連合会(村井軍一会長)拡大役員会で、役員らと選挙態勢について確認。同22日には共産を除く市議会各会派の35人に呼びかけがあり、谷藤氏を囲む会が開かれた。全員の出席こそなかったが、議員28人が個人として谷藤氏に推薦状を出した。

  民主が谷藤氏との「連携」で独自候補擁立を断念した。一方、共産は先月時点で盛岡地区委員会が対抗馬擁立について「検討中」と説明していた。震災に伴い市議選と同日選という特殊事情で、公認の市議候補5人の当選が優先という側面もある。このため市政関係者の間では共産が擁立しないとの見方も出ている。

  菅原則勝県委員長は取材に対し「主体は地区委員会。ただし県都の選挙として県委員会も関心と状況把握をしており、何ら意見を持たないではいない。擁立時期については全国の首長選挙で告示前日、前々日もある。引き続き検討し、しかるべき時期に判断する」などと説明している。

  一方、政党の流れとは別に「無競争はよくない」と候補擁立の動きもある。今期で引退する市議の1人が先月27日に自らが携わる福祉のほか大学、地域の関係者らを集めて任意組織を設立。代表に就任した。ここを受け皿に市内外の意中の相手と交渉してきた。

  10日には「有力な候補者1人の擁立へ全力を挙げる」と確認したという。この市議は「あちこちに声を掛けている。40、50歳代の若手で探しているが、期限も迫っている」と説明する。擁立できない場合に自らが出馬する可能性については、否定していない。


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