盛岡タイムス Web News 2011年 8月 22日 (月)

       

■ 盛岡市長に谷藤氏3選 60年ぶりの無投票

     
  無競争で3選が決まり、支持者にあいさつする谷藤裕明氏(右は友美子夫人)  
  無競争で3選が決まり、支持者にあいさつする谷藤裕明氏(右は友美子夫人)  
  任期満了に伴う盛岡市長選は21日、告示された。立候補したのは現職の谷藤裕明氏(61)=無所属=ただ一人で、無投票3選が決まった。谷藤氏は「今まで以上に重いものを背負ったと認識した。その覚悟で一生懸命魅力ある盛岡をつくり、発信していく」と誓い、県都として東日本大震災の被災地支援を通じた本県復興に決意を示した。そして災害に強い安全安心なまち盛岡と、自ら掲げる「市民本位」の市政運営に向け、3期目4年間の手腕が問われる。

  谷藤氏の陣営は同日午前8時15分から盛岡市盛岡駅前北通地内の事務所で神事、出陣式。選車が到着すると第一声を行った。約200人が集まった。

  盛岡を除く広域7市町村から首長5人、盛岡選挙区選出県議10人中、代理を含む9人と新人3人、連合岩手の砂金文昭会長、盛岡市町内会連合会の晴山貞美会長ら、そうそうたる顔ぶれがそろった。宮古市の山本正徳市長も駆けつけ、応援マイクを握った。

  谷藤氏は「市民の総力戦に向け、市民党的立場で、幅広い層の理解、提言をもらった。そこから生かせるものをマニフェストにまとめ上げた」と主張。震災を受け、宮古盛岡横断道路の早期整備・時間短縮のほか「目指す日本一安全安心なまち盛岡へ決意を持って臨む」と訴えた。

  山本市長は「発災後すぐに広域からたくさんの支援をいただいている。おかげで順調に復旧、復興している。沿岸と盛岡を結ぶ国道106号の時間短縮を2人で国に要望している。県、沿岸の発展には盛岡が軸でないといけない。力ある市長が必要だ」と説いた。

  川村光朗矢巾町長は広域首長代表で「選挙になると刷新の2文字が横行するが、今は継続が大事。県下34市町村のリーダー、広域8市町村の親分として引き続き腕を振るって」と持ち上げた。

  事務所には現職市議の選挙ポスター26人分が掲示されていた。候補市議は同日選のため姿を見せなかった。谷藤氏は同日、立候補した全47陣営を全て回った。街頭演説は第一声だけだった。

  午後5時に届け出が締め切られ、無競争当選が確定。同時半すぎ、事務所へ選車が到着。谷藤氏は支持者から祝福を受けた。

  総括責任者の佐藤義正県観光協会長は「市民が信任した。2期8年は花丸のお墨付きが出たと確信している」と無風勝利を祝った。

  谷藤氏は「大震災を乗り越えていくため県都として役割をきっちりと果たしていきたい。盛岡広域が力を合わせ、次の世代につないでいくのが大切であり、沿岸復興、観光振興で線から面へと広げ、ボリュームと魅力で圧倒するものをつくって発信したい。最小コストで最大効果を上げる気持ちを持ち続け、必要なものには思い切って投資し、メリハリを付ける」と抱負を語った。

  谷藤氏は今後、推薦を受けた市議候補の個人演説会で応援演説する予定。当選証書交付は30日に市役所で行われる。現任期は9月1日まで。


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