盛岡タイムス Web News 2011年 8月 26日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉62 草野悟 幸せのトウモロコシご飯

     
   
     
  米沢の友人たちが「三陸鉄道を応援する集い」をするので「魚」を送ってくれと電話がありました。沿岸の漁業はまだまだ復旧していないのですが、普代村の太田名部漁港は定置網を開始しました。早速太田名部漁港へ向かい、とびっきり新鮮な「トビウオ」と「夏イカ」をたっぷり送りました。

  後日友人の米沢商工会議所の柴田さんが「姿造りのトビウオ」の写真と、山形自慢の「つや姫」を送ってくれました。岩手にも徳丹米とか江刺金札米とかおいしい米はたくさんありますが、「つや姫」は私のごちそうです。

  「食欲の匠」としては、早速よりうまく、より豪華に、より安くをモットーに料理に取り掛かりました。(ご飯を炊くだけですが)

     
   
     
  材料は、被災地後方支援のメッカ遠野のトウモロコシ。まず生のまま半分をそぎ落とし、粒粒をバラバラにします。次に「つや姫」を1合研(と)ぎます。そこへ、宮古の昆布だし汁と野田塩を軽く加え、生のトウモロコシを上に載せ、水分をたっぷり含ませるため、1時間ほど炊飯器で寝かせます。はい、いよいよスイッチを入れますと、約30分ほどでふっくら、つやつやのトウモロコシご飯が完成です。

  炊きたての湯気が鼻腔になだれ込んできますと、もう頭は思考ゼロ、クラクラです。当然炊飯器の上には涎(よだれ)がポトリ。独りなので気にすることはありません。

  いざ実食です。「つや姫」の絶妙な食味に、夏限定のトウモロコシの甘みと、適度な歯ごたえが重なり口の中で合体します。失神寸前の桃源郷、目はうつろです。しかし、はしは自動的に動くものですから口を休ませる暇を与えません。気がつくと1合完食です。「食欲の匠」また小太り状態です。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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