盛岡タイムス Web News 2011年 8月 27日 (土)

       

■ 新旧交代必至の情勢 盛岡市議選あす投開票

 特例延長された任期満了に伴う盛岡市議選(定数38)は28日投票が行われ、即日開票される。立候補した47陣営は告示から遊説や個人演説会などで支持を訴えたが、有権者の関心は低いままで推移している。さらに25日告示の知事選により投票日が9月11日との誤解も生じており、投票率は前回の54%を10ポイント近く下回るのではないかと、取り沙汰されている。現職陣営も危機感を募らせており、新旧交代劇が起きるのは避けられそうにない。

 現職34人、新人13人が立候補。地盤や活動実績、引退現職の後継者として有力視される新人が6人以上いる。改選後の定数が38なので敗れる現職も出てきそうだ。

  現職はそれぞれの市議会や地盤などでの実績を強調。新人は市議会、市政に風を起こそうと公約を訴えている。選車を使わず辻説法や原付バイクに乗って支持を訴える候補者の姿も。告示前後か終盤に総決起大会で盛り上げを図っている。

  これに対して市内の有権者は市議選の関心が低いまま。選挙があること自体を認知していない傾向もある。

  各陣営は震災発生後、県都で初めて行われる選挙として選車のスピーカー音量を下げたり、先導車を使わなかったり。選車の小型化や電話掛けなど従来の運動を縮小、自粛する動きがあった。

  今回は告示からの運動で認知度、関心度を高め、得票へとつなげる超短期戦。にもかかわらず一連の縮小や自粛により、選挙の認知度すら上がらない選挙が助長された。

  さらに震災後初の全県選挙として県内外で知事選告示が全国ニュースで報道され、その投票日9月11日と市議選の投票日とを有権者が混同する事態も起きている。中には市議選と同じ28日に投開票される沿岸被災地の大槌町長選に関心を注ぐ人もいる。

  選挙戦最終日の27日、各陣営は必勝に向けて最後の訴えをする。投票日が28日であることを有権者にしっかりと周知徹底しなくては得票もおぼつかない。候補者、陣営にとっては、苦しい戦いだ。

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