盛岡タイムス Web News 2011年 8月 31日 (水)

       

■ 牛肉の検査スタート 第一弾で54戸の54頭分

     
  スペクトロメータで牛肉の放射線を検査する同センター職員  
  スペクトロメータで牛肉の放射線を検査する同センター職員  
  盛岡市上堂3丁目の県医薬品衛生検査センターで30日、出荷が再開された県産牛肉の放射性物質の検査が始まった。紫波町の岩手畜産流通センターで、と畜された県内農家54戸54頭の肉のサンプルを、検査センターの「シンチレーションスペクトロメータ」にかけて放射線測定した。

  結果は同日中に県に報告され、31日公表される。放射線の検出値が国の暫定基準値500ベクレル以下であれば安全な牛肉として市場に流通するが、検査の結果100ベクレル以上であれば再検査する。岩畜からは31日、制限解除後初の牛肉が出荷される見込み。

  県薬剤師会の検査センターは、福島原発事故を受けて7月にスペクトロメータを導入して放射性物質検査している。牛肉の国の出荷制限解除に当たり、県は牛肉の放射線検査体制を定め、同センターが検査を受け入れた。

  30日は全戸検査のため集められた54頭の牛肉のサンプルを1`ずつ小分けして、2台の円筒形のスペクトロメータに入れ、セシウムを検査した。牛肉は脂身を取り除き、放射線が入りやすい赤身だけにしてスペクトロメータにかけ、パソコンの画面で放射線の値を見る。1検体当たり約15分で検査し、1日約50頭のめどで作業する。

  同センターの工藤清惣技術課長は「牛肉に含まれるセシウム濃度を2台で測定し、牛肉の暫定基準値500ベクレルの10分の1の50ベクレルなら、完全に安心できる。今やっている検体の搬入はきのうから始まり、県民が安心して食べられる牛肉であることを確認してお知らせしたい」と話していた。


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