盛岡タイムス Web News 2011年 10月 5日 (水)

       

■ 八幡平市に水車型発電所が完成 学習や観光に活用へ

     
  明治百年記念公園に完成した小水力発電設備  
 
明治百年記念公園に完成した小水力発電設備
 
  八幡平市が松尾寄木地内の明治百年記念公園に整備していた小水力発電所が完成し、8日から稼働開始する。同施設は農業用水路の落差を利用した水車型の発電所。年間発電量は約5万`hアワー、14世帯分の消費電力に相当する。東北電力に売電することになっている。田村正彦市長は「4年前から手がけてようやく稼働する。児童生徒への学習教材、観光面でも活用したい」と話している。

  小水力発電所を設置したのは県道大更八幡平線の刈屋交差点北側にある明治百年記念公園。同公園を通る新後藤川幹線用水路の2bある落差を活用する。水車は幅1b、直径6・5b、羽根は36枚装着され、発電能力は最大出力9・9`hアワー。冬場を除いて7カ月の稼働で年間4万9896`hアワーを発電する計画。総事業費は5670万円。

  また、同市は7月に日本重化学工業(本社・東京都中央区、道林孝司社長)、地熱エンジニアリング(本社・滝沢村、小関正弘社長)、JFEエンジニアリング(本社・東京都千代田区、岸本純幸社長)とともに、八幡平市八幡平御在所地域の地熱発電の事業化を検討していることを公表した。計画が順調に進めば2015年度にも出力7千`hレベルの発送電が動き出す。

  同市内には水力、地熱とも豊富な自然エネルギー資源が埋蔵されており、原発事故後の自然エネルギーを見直す機運を追い風に、事業が進展することを期待している。田村市長は「今回設置した場所のほかにも発電できる可能性のある場所はたくさんある。ただし、これは補助金があって成り立つ事業。国が今後どのようにしていくのか注目している」と話している。

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