盛岡タイムス Web News 2011年 10月 6日 (木)

       

■ 「開かれた復興」うたう 県議会定例会、達増知事が施政方針

 県議会9月定例会は5日開会し、本会議で達増知事が2期目の県政運営について所信を述べた。最優先となる大震災への対応について、県の復興計画に掲げた「開かれた復興」の重要性を説き、平泉の世界遺産登録を開かれた復興の契機とし「国内外で培われた新たなつながりの芽を大切に育みながら、誰もが再び人間らしい日々の生活を取り戻すことができる人間本位の復興を成し遂げ、県民一人ひとりが希望を持ち、黄金に光輝く岩手となるよう、全力でまい進していく覚悟」と決意を示した。

  大震災で統一選から延期された知事選、県議選が執行されてから初めての定例会。再選された達増知事は今後4年間の県政運営に基本的な考え方、今後の施策の方向性、今年度の主要施策などについて語った。

  発災後の取り組みを振り返り、国内外からの支援に感謝するとともに「現場力を発揮しながら、県、市町村、国がしっかりと連携して、被災者一人ひとりに寄り添った行政を進め、沿岸と内陸が一体となって岩手全体の復興に向けた取り組みを進めるよう努める」とした。

  2期目の県政運営については復興計画の推進を通じた「ふるさと岩手・三陸の創造をめざして」、幅広いつながりを力としながら、復興を成し遂げていくとし「新しい公共の多様な担い手が主体となった復興への支援や、開かれた復興の取り組みの情報発信などを行いながら、さまざまな主体の総力を結集し、一丸となって被災以前よりも安全、安心、ゆたかな岩手の実現に向けて、着実に復興を進めていく」と、被災以前に戻すことにとどまらない目標を掲げた。

  復興計画の推進の一方、年度内に策定する県民計画の第2期アクションプランでは「沿岸地域の復興には内陸地域の活力が不可欠との認識の下、個々の施策や取り組みについて復興との関連性や優先度を考慮しながら、全県一体となった取り組みを進める」との方針を示した。

  会期は11月4日までの31日間。本会議では2011年度一般会計補正予算案など議案30件が提案され、任期満了に伴う教育委員に八重樫勝教育委員長(69)を再任命する同意案には共産党2人が退席して採決を棄権し、出席者の全会一致で可決された。このあと議案調査のため休会となり、13日に再開し代表質問が行われる。


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