盛岡タイムス Web News 2011年 10月 7日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉67 草野悟 宮古で折り紙教室

     
   
     
  手前のおばあちゃんは、宮古の鍬ケ崎の仮設住宅で暮らしています。この日は私の友人の和紙人形作家丹野恵美子先生が、お仲間の中国人の先生と3名でボランティアに来てくれました。

  「丹野先生、宮古で折り紙教室してくれない?」「あ、いいわよ」とこの二言でイベントが決まってしまうんですから、仲間っていいもんですね。しかも内容も聞かずにOKって、太っ腹ですね(先生はやせてます。本当です)

  そうそう、このおばあちゃん、この日の題材「折り紙の独楽」に取り組んでいます。一生懸命丹野先生の教えを何度も失敗しながら繰り返しています。「ここね、こうして、こう折って、いい、ここが大事よ」と丁寧に教えますが、なかなか覚えられません。でも1時間もすると完成しました。それから何個も何個も同じものを作ります。

  「どうするのいっぱい作って?」と私が聞きますと「仮設の子どもらに…」とお返事。あまりお話は苦手のようです。でもそれだけで十分ですね。きっと仮設住宅へ行ったら、お子様たちに教えるんですね。おばあちゃんの独楽は、きれいな円を描いてクルクルと回りました。万華鏡のようです。

  折り紙教室のタイトルは「親子で遊ぼう折り紙教室」だったのですが、ごらんの通り集まった方々はおばあちゃんばかり。それでもいいんです。たくさんのおばあちゃんたちに囲まれて、先生たちも楽しそうでした。仮設住宅でのひととき、習った折り紙で楽しんでください。先生の皆さん、ありがとうございました。
  (岩手県中核観光コーディネーター)


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