盛岡タイムス Web News 2011年 10月 10日 (月)

       

■ 食欲の秋到来 盛岡手づくり村で食文化フェア、浜の業者も

     
  盛岡や県内外のうまいものが集まった盛岡手づくり村の秋まつり  
 
盛岡や県内外のうまいものが集まった盛岡手づくり村の秋まつり
 
  盛岡市繋の盛岡手づくり村で8〜10日、秋まつり「いわてもりおか食文化フェア2011」が開かれている。盛岡地域の食材を生かしたうまいものや県内外のご当地B級グルメが食欲の秋の胃袋を刺激している。

  秋まつりは毎年の恒例行事だが、3年前から地場の食文化にスポットを当てた内容になった。2年目からいわてまち焼きうどん、横手焼きそば、八戸せんべい汁といった全国にも知られるB級グルメが参加。さらに今年は過去最大となる27の出店があり、屋外の露天とはいえ、食欲をそそる匂いが立ちこめている。

  東日本大震災津波で大きな被害を受けた気仙沼からは春まつりに参加した地元ボランティアがホルモン焼きと煮込みを売り込み、八戸からはおかゆにした米40%、小麦60%で合わせたバンズではさんだ「サバーガー」がお目見えした。

  吉浜ラーメン番屋(ばんや)は被災の中で残った塩蔵ワカメなど三陸産の海草を使ったラーメンがメニューに。大船渡出身の松川寛幸店長の一家が10年近く前に漁師か商売かの選択を迫られ、大船渡の店を閉じたが、5年ほど前からイオン盛岡南に出店し復活した濱のラーメン店だ。

  実家は全壊までいかなかったが被害を受け、1隻の漁船が流された。それでも吉浜に帰って地元の漁師たちと一緒に漁に出る。

  松川店長は「沿岸にいるとまだまだ時間が止まっているような気がする。11、12月にはアワビ漁があり、来春はワカメが取れる。それでもみんなで分業して地元水産業の復興に向かっている。何年もかかるだろうが、少しずつ前に進んで復興させたい」と語っている。

  地元盛岡も負けていない。盛岡市黒川のゴウちゃんのコロッケ屋は、野村豪代表が市内で自家栽培しているジャガイモを使ったコロッケが特徴。秋まつりがデビューとなる「ホロッケ」は花巻産のホロホロ鶏と合わせた自信作。福田パンのバンズを使った温かいバーガーを売り込んでいた。

  県立大学の学生も商品開発に参画したアロニア福田パンをPRしたほか、復興支援の活動も展開。大船渡出身のシンガーソングライター濱守栄子(HAMA)のライブなどステージイベントも行われている。


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