盛岡タイムス Web News 2011年 10月 24日 (月)

       

■ 山田町へ馬コと米500キロ 滝沢村大沢地区住民ら

     
  藤倉恭一事務局長(左)から沼崎喜一町長に手渡された大沢地区の米  
  藤倉恭一事務局長(左)から沼崎喜一町長に手渡された大沢地区の米  

 滝沢村大沢地区で収穫された米約500`が23日、山田町に届けられた。米は同地区の活性化のために大沢地域まちづくり推進委員会が企画した大沢まるごと体験ツアーで1年間かけて栽培されたもの。山田町豊間根の豊間根中学校で開催された山田農業まつりで、抽選会の景品として町民に配られた。

  贈呈式で同委員会の藤倉恭一事務局長から沼崎喜一町長に米が入った袋が手渡された。藤倉事務局長は「3月11日の震災では尊い生命、財産が失われ、慰めの言葉もない。一日も早く元の生活に戻れるように祈っている。今年、大沢地区で昔の農作業体験事業の中でとれた米。山田町の皆さんのお役に少しでも立てれば。これからもますます山田町と交流を図りたい」と話した。

  滝沢村と山田町は以前から村の産業まつりでのホタテ販売の出店や放流事業に使用するサケの稚魚の提供、養殖カキ殻を肥料として村営牧野へ提供してもらうことなどを通じて交流があった。震災後は、村から保健師や職員、給水車の派遣のほか、ボランティアバスの運行、移動図書館の出張、支援物資の提供などが行われた。

  沼崎町長は村の支援を振り返り「ちょうど3月で学校給食が休みだったが、給食センターで食事を作って山田に運んでもらった。大変ありがたかった。そういったいろいろな縁がある。これからもこの付き合いを大切にしていきたい」と感謝した。

     
  山田町民に披露されたチャグチャグ馬コ  
 
山田町民に披露されたチャグチャグ馬コ
 


  寄贈された米は早速、会場内で実施した抽選会で景品の滝沢賞として町民にプレゼントされた。5`ずつ米が入れられた100個のパッケージには、すべてに収穫作業の風景写真のほか、同地区の園児や児童、保護者らの被災地に向けたメッセージが書かれている。

  受け取った町民は「滝沢産のお米で元気になってください」「今の生活頑張ってください」「滝沢村から応援しています。寒くなりますが体に気を付けて頑張ってください」など、温かい言葉が書かれた袋を大切そうに抱えていた。

  同日は、大沢地区に伝わる伝統芸能の大沢さんさ踊りの披露やチャグチャグ馬コの乗馬体験、撮影会も実施。同村産のサツマイモ5箱と「がんばれ」「応援してます」のメッセージがプリントされたリンゴも寄贈された。


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