盛岡タイムス Web News 2011年 11月 5日 (土)

       

■ 原敬のような政治家が「今こそいてくれたら」と参列者 大慈寺で追悼会

     
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  第91回原敬忌追悼会(原敬を想う会主催)は命日の4日、盛岡市にある菩提寺・大慈寺(松居信善住職)で開かれた。一般、地元の市立大慈寺小学校児童を含む約220人が参列し、郷土が生んだ原敬の遺徳をしのんだ。東日本大震災津波で被災した本県で、今こそ平民宰相・原の精神が求められていることに思いを新たにした。

 想う会会長の谷藤裕明市長は今回の震災と原が東京市長に決めた後藤新平の関東大震災での采配を例に「原先生の先見の明、人間の尊厳と絆の大切さを唱え、民主政治、世界平和を大切にしてきた大きな功績を誇りに、人柄と偉業を末永く後世に伝える」と誓った。熊谷祐三副会長も「震災復興の遅れの原因に政治の貧困がある。今こそ先生がいてくれたらと思う」と言及した。

  同日は来賓代表で達増知事のあいさつ、小沢一郎代議士の電報が朗読された。

  大慈寺小児童会長の兼平愛実さん(6年)は「私も原敬さんのように思いやりの心を持って、いろいろなことに挑戦し、諦めず最後までやり抜くことができる人になりたいです。」とあいさつ。5、6年生57人が昨年に続き同校校歌を斉唱した。

  原敬のひ孫で財団法人大慈会理事の岩谷千寿子さん(京都)は謝辞で「感動の校歌だった。あいさつした小学生は1人だけ原稿を読まなかった。本当に素晴らしい。いろいろ考えて謝辞にしようと思い、大震災のことにも触れようと思ったが、あいさつが難しくなった」と感涙した。

  大慈寺では三彩流彩茗会による煎茶道茶会、そば供養も行われた。原敬記念館の無料開放、プラザおでってで第32回逸山忌俳句大会も記念行事として市内で行われた。

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