盛岡タイムス Web News 2011年 11月 6日 (日)

       

■ 〈写真集「南部馬の里」〉28 遠藤広隆 種取り

     
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  たてがみに植物の種がついた馬の姿を先週紹介した。ほおっておくと、目を傷つけてしまう。朝、軽トラックで様子を見に来ていた飼い主のおじいさんが、たてがみをかきわけて種を取り除いていた。

  馬は目をつぶっておとなしく、飼い主に任せている。ウエーブのかかった栗毛の髪から、「いがいが坊主」を取り除くのはなかなか大変なようだった。馬がじっとしているのは珍しいと思う。やはり、いがいがは不快なのだろう。とってもらうと楽になることを知っているから、おとなしくしている。両者の間には深い信頼があるのだと思った。

  草を食べるには頭を草に突っ込むしかない。ここぞとばかりに「いがいが」がたてがみにまとわりつく。こうして植物は子孫を遠くに運ぶ。

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