盛岡タイムス Web News 2011年 11月 26日 (土)

       

■ 宮古市のがれきを搬入 盛岡市クリーンセンターで焼却へ

     
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  東日本大震災津波に伴う災害廃棄物の受け入れが25日、盛岡市上田字小鳥沢の市クリーンセンターで始まった。搬入されたのは宮古市の木片や衣類などの災害廃棄物約10d。盛岡市では県災害廃棄物処理詳細計画に基づき、2014年3月31日までに宮古市、山田町、岩泉町、田野畑村からの約1万4700dの災害廃棄物を焼却する。

 同日は岩泉町の仮置き場からダンプ車とパッカー車4台に積載された災害廃棄物が、同センターに搬入された。現地での積み込みや雪道の関係で予定より約1時間遅れての到着となった。到着後、センター内で市職員が放射能空間線量を測定し、搬入と撹拌(かくはん)作業が行われた。

  線量測定の結果、数値は毎時0・02〜0・03マイクロシーベルトと国の示す年間1ミリシーベルトを単純に毎時換算した0・2マイクロシーベルトを下回った。この数値は、同センターで通常搬入されるごみと同程度だという。

  搬入された災害廃棄物は、同センターで一般の廃棄物と一緒に焼却処分される。排出される災害廃棄物相当分の灰は委託業者により再度放射線量が測定され、いわてクリーンセンター(奥州市江刺区)で最終処分される。

  県災害廃棄物処理詳細計画によると県内の災害廃棄物は約435万dで、このうち宮古、山田、大槌、釜石、大船渡、陸前高田の6地域の2次仮置き場から出される可燃物は67万8800d。盛岡市には1万4700dが割り当てられている。

  内陸での災害廃棄物の焼却は、北上市が海洋投棄された魚の袋や外箱、大船渡市から出た布団などを処分したのに続き2例目。盛岡市環境部の千葉芳幸部長は「本格的な稼働はもう少し先だが、まず内陸の都市が支援する形がいよいよ始まった。各都市ではやろうという首長の判断もあるが、なかなか進まないところもある。何とかそういうものを打開していく一つのきっかけになれば」と話した。


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