盛岡タイムス Web News 2011年 11月 29日 (火)

       

■ 音を聴けば盛岡が見えてくる 岩手大学生が音マップ作成に取り組む

  岩手大学人文社会科学部4年の下平喜子さん(22)=盛岡北高出身=は卒業研究で「おとのまちもりおか計画」を進めている。音の環境を見据える「サウンドスケープ(音の風景)」という概念のもと、盛岡らしい音を収集し、音マップの作成に取り組んでいる。下平さんは「音に意識を向けるとまちの見え方が変わる。盛岡の新たな魅力に気付くきっかけになれば」と願い、新たなまち歩きを提案する。

  音マップは、紙媒体とネット版を制作予定。紙媒体は公共機関での配布を目指し、ネット版では実際に録音した音の視聴機能を加える。1月には研究の下地としてまちの音を集めるワークショップを企画・実行した。「八幡通りで郵便屋が引き戸を引いて、ごめんくださいとたばこ屋に入る音」や「南部せんべいを食べる音」、「雪山で遊ぶ小学生の声」をはじめ、「人の温かみが感じられる音が盛岡らしい」という声が集まった。

  担当の五味壮平准教授(44)は「素朴ではあるが引き立てられるテーマ。地方都市の課題に地域イメージの共有が挙げられるが、音は地域イメージを固めるための一つのツールになりうる。まちのアイデンティティーが確立すると、まちづくりへの意欲が高まり、協力しやすくなる」と研究の可能性を説く。

  現在、マップの完成に向けて、盛岡らしい音をツイッター上で募集している。高松の池の白鳥の声や、盛岡バスセンターの出発案内などが寄せられている。下平さんは「盛岡が好きなので、盛岡がもっと面白くなってほしいと思っている。ぜひ協力していただきたい」と情報提供を呼びかけている。

  募集は12月11日まで。@いつAどこでBどんな音が聞こえるかC音にまつわるエピソードなどを記入して投稿する。アクセスは
(http://twitter.com/#!/oto_mori)まで。
 

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