盛岡タイムス Web News 2012年 1月 8日 (日)

       

■ 再資源化の拠点に 滝沢村リサイクルセンター6月供用開始

     
  6月の供用開始に向け建設中の仮称滝沢村リサイクルセンター  
 
6月の供用開始に向け建設中の仮称滝沢村リサイクルセンター
 
  滝沢村滝沢字大石渡の旧ごみ焼却施設の跡地に建設中の仮称滝沢村リサイクルセンターが2012年6月供用開始となる。同村ではこれまで旧ごみ焼却施設内で鉄・缶類の処理を行ってきたほか、同施設敷地内の処理小屋で瓶やペットボトル、段ボール、新聞・雑誌、古布なども処理してきた。基本的な作業は同センターに引き継がれるが、施設の合理化で作業効率のアップが図られる。

  同センターはリサイクル棟、工場棟、保管棟、管理棟、計量棟からなり、建築面積1940・3平方b、延べ床面積2688・68平方b。旧ごみ焼却施設解体撤去工事、リサイクルセンター建設工事などにかかる総事業費は12億7535万円。このうち交付対象事業費の3分の1に環境省の循環型社会形成推進交付金事業の交付金を活用した。

  リサイクル棟、工場棟では機械と手作業により、ペットボトルや瓶、缶、鉄くずなどをプレス処理するほか、紙、布などを梱包処理。ペットボトルのふたを外すなど作業の一部は作業所の障害者にセンター内でやってもらうことも考えている。

  管理棟は12年度に発注を行い、早ければ同10月ころをめどに完成する。管理棟では持ち寄られたごみの中から再利用可能なものを展示したり、住民に処理の過程でごみが再資源化される様子を見せるスペースの設置も検討している。

  旧ごみ焼却施設に隣接する村清掃センターでは、以前は処理委託料をもらって雫石町の一般廃棄物を受け入れていたが、村では11年6月に雫石・滝沢環境組合(仮称)を設立し、現在は清掃センター運営にかかる経費を同町も負担している。

  リサイクルセンターについても将来的には両町村で使用する形を検討しているが、同町は町内の旧清掃センターで既にリサイクルを行っていることやその他プラスチックや紙容器など両町村でごみの分別方法の違いなどもあり、段階的な移行になりそうだ。

  解体した旧ごみ焼却施設の設備や機器類にはダイオキシン類が含まれていることから、09年度には旧ごみ焼却施設の汚染物調査および石綿調査分析、生活環境影響調査なども実施された。

  村住民環境部環境課の斎藤誠司課長は「旧焼却場がなくなることで地元の不安感の解消になる。基本的な人と機械が作業を分担するやり方は今までと一緒だが、リサイクル施設の合理化で作業効率が上がる」と新しいセンターの役割を話す。

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