盛岡タイムス Web News 2012年 1月 18日 (水)

       

■ 福岡便が4年半ぶり運航再開 いわて花巻空港、日航が3月から

 いわて花巻空港と福岡空港を結ぶ便が3月25日から4年6カ月ぶりに再開する。日本航空グループが17日、2012年度上期(3月25日〜10月27日)の路線便数計画を発表。同空港で運航を行っているジェイエアの山村毅代表取締役社長らが同日、県庁で記者会見した。札幌線や大阪線についても季節増便される。

  今回、福岡線の再開と札幌線、大阪線の増便は、震災後のいわて花巻空港の利用増や平泉の世界遺産登録などが背景にある。山村社長は「震災後の需要が花巻発着が非常に増えているというのが大きなバックグラウンドにある。平泉というデスティネーションの魅力、これを全国の皆さんへの紹介も含めて需要が期待できる」と話す。

  再開される福岡線は50席の機材で1日1往復する。福岡午前11時50分発、花巻午後1時50分着と花巻同2時発、福岡同4時10分着。7月1日〜9月30日はそれぞれ5分遅発となる。

  2007年10月まで同路線は150席の機材で週3回運航されていた。同社では50席クラスという適正サイズかつ毎日運航するという利便性に配慮した形で今回は収支が見込めると考えている。現在、東北と九州を結ぶ路線は仙台・福岡間しかないことから北東北と九州を結ぶというネットワークも重視した。

  札幌線は現在の3便に加え3月25日から7月12日まで1便増やす。大阪線は4月2日〜同27日、5月27日〜6月25日、8月1日〜同31日の期間で1日1便を増便。加えて従来の3便についても機材の変更により供給座席数が計26席増える。

  山村社長は「われわれはお客様の需要に応えるのが第一の使命だが、できたら岩手県の復興、さらには岩手と全国を結ぶネットワークを維持・発展させることで、北東北ひいては岩手県の発展に尽くしていきたい」と話した。

  達増知事は福岡線の再開について「約4年ぶりに福岡との航空路線が再開することは震災から復興を目指す本県にとって誠に明るいニュースであり、日本航空をはじめとする関係者に深く感謝する。運航の再開により、両地域の経済や観光面での交流が促進され、震災からの復興を加速させる観点からも非常に有意義なことであり、心より歓迎したい」とコメントした。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします