盛岡タイムス Web News 2012年 1月 27日 (金)

       

■ インフルエンザが流行 主流はA香港型、高熱や関節痛

     
  医療機関でインフルエンザの診察を受ける患者  
 
医療機関でインフルエンザの診察を受ける患者
 
  本県の1定点医療機関あたりの患者発生状況が注意報基準を超えるなど、インフルエンザが流行している。盛岡市の定点あたりの患者数(第3週)は9・91と他地域に比べると多くはないが、注意報レベルに迫る勢い。学校閉鎖や学年閉鎖措置をとる学校も出ており、関係者は各家庭での予防や早めの受診を呼び掛けている。

  同市松園の臼井循環器呼吸器内科では昨年12月20日ころから、インフルエンザの患者が出始めた。年末年始は1日あたり1人の患者数で推移していたが、学校の冬休み明け後は1日5、6人の患者が訪れているという。同院ではインフルエンザが疑われる患者は、一般の外来患者とは異なる部屋で検査や診察を実施している。

  臼井康雄院長は「今回はA香港型が多い。39度から40度の熱が出て、悪寒や関節痛など症状が結構きつい。3年前の新型インフルエンザと違い、そろそろ抗体を持っていない子どもたちがかかり始めている。家庭でのこまめな手洗いやうがいが予防には一番」と話す。

  インフルエンザは、せきや鼻水などの一般的な風邪の症状に比べて、悪寒や関節痛、筋肉痛など高熱による全身症状が強いのが特徴。発熱後、約8時間しないと検査キットで陽性が出ないことがあり、高熱が出てすぐに病院に行き陰性でも次の日にまた熱が出たら再度受診をすることが大事だという。

  熱がある場合は早めに医療機関を受診することはもちろん、市販の解熱剤が入った風邪薬で無理に熱を冷まそうとせずに発汗させて熱を下げる方法が効果的。頭や脇の下を冷やしながら適度に水分をとって脱水に気をつけ、安静にしていることが必要になる。

  盛岡市教育委員会学校教育課によると、インフルエンザ対策としては3学期の開始に合わせて10日に各校に対して十分な対策をとるように通知した。今週に入り、市内の学校でもさらに罹患(りかん)者が増えてきたため26日付で再度通知を送付した。

  予防に関する対策として▽手洗い、うがい等の指導▽朝の健康観察の徹底▽地域の流行状況の把握-などを確認。早期発見・治療のため、疑いがある際は速やかに医療機関で受診することや閉鎖措置をとる際には学校医と連携をとりながら行うことなどを指導した。同教委では2009年の新型インフルエンザ流行時に、小中学校の全ての教室に加湿器を設置しており、適度な加湿や換気も呼び掛けている。

  盛岡市保健所によると11年9月以降、管内でインフルエンザによる休業措置をとった学校は13校。うち1校で学校閉鎖、8校で学年閉鎖、7校で学級閉鎖の措置がとられた。25日まで学校閉鎖していた上田中学校では、26日から通常通り授業を再開。現在は落ち着いてきている状況で、閉鎖後に改めてとった措置はないが「引き続きうがいや手洗いの徹底などいつも指導していることを確認しながら行いたい」としている。

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