盛岡タイムス Web News 2012年 1月 30日 (月)

       

■ 盛岡市の新火葬場が完成、火入れ式 2月から業務開始へ

     
  2月1日から業務開始する新火葬棟  
 
2月1日から業務開始する新火葬棟
 
  盛岡市新火葬場「市斎場やすらぎの丘」の火葬棟が完成し、2月1日から業務が開始される。火葬炉が現行5基から9基に拡充され、広さは3・7倍になる。遺族や会葬者は荘厳で落ち着いた雰囲気の中、故人を見送ることができる。現火葬棟は3月までに解体され、約170台収容の駐車場が整備される。国道4号から接続する道路と合わせ、10月に全面供用開始される。

  新火葬棟は同市愛宕町の火葬場敷地7700平方b内の国道4号側、現施設南側に整備された。建物は鉄筋コンクリート造り2階建て。建築面積2216平方b、延べ床面積3733平方bで現施設の1023平方bの3・7倍の規模になる。

  1階は火葬炉のほか、胞衣炉1基、告別室2室、収骨室3室を配置。火葬後の遺体の取り違えが起きないよう徹底した管理システムになっている。2階は待合室8室を用意し、このうち洋室が6室。火葬の時間帯などが掲示されるロビー、幼児のプレイルームや授乳室も完備。既存施設にない広々とした空間。
     
  公開された新火葬棟の告別室  
 
公開された新火葬棟の告別室
 

  新火葬棟の完成を記念した火入れ式典が29日、現地で開かれ、市や工事関係者、地元町内会や市議ら来賓を含む約70人が参加した。記念のテープカットのあと、炉前ホールで谷藤裕明市長や来賓ら7人がボタンを押し、火葬炉に点火。燃焼音が響いた。同日は市民見学会も開かれた。

  谷藤市長は式辞で「新施設は遺族の心情に配慮した空間構成で、厳粛な中にも安らぎを感じるようにした。今後立体駐車場、利便性を高めるよう国道4号からの取り付け道路を整備し、早期の全面供用に努める。市として市民に安心して利用してもらう施設となるよう努める」と述べた。

  市は火葬場について、高齢化社会の進展により火葬件数の増加が予想され、老朽化した現行施設・設備では需要に応じるのが困難と判断。緊急の課題として2003年から内部で検討を開始。コスト削減と利用者サービスの観点から設計、建設から完成後の管理運営まで民間活力の導入を決めた。

  公募により企画提案を受け、最優秀の民間事業者を選定。これまでの市直営から特別目的会社の不来方やすらぎの丘を指定管理者に運営される。10月の全面供用開始に伴い、市民の火葬料も有料の1体1万円に切り替えられる予定。


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