盛岡タイムス Web News 2012年 3月 11日 (日)

       

■ 〈写真集「南部馬の里」〉46 遠藤広隆 震災後

     
   
     
  大震災の後、初めて尻屋崎に足を運んだのは8月25日だった。海辺に近づくと、さまざまなごみが打ち上げられたままになっているのに気づいた。

  うつぶせになったたんす、何に使われたものか分からない材木、漁具、壊れた釣り船もあった。波打ち際近くにあったものを誰かが陸の上まで引き上げておいたに違いない。かつては生活の中で使われていたものばかりだ。たんすの中には何が入っているのだろうとも思った。

  流れ付いた震災がれきを馬が片付けるわけにはいかない。そんな海辺の道路の上でじっとたたずむ1頭の馬がいた。見詰めているのは海なのか、流れ付いたがれきなのか。

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