盛岡タイムス Web News 2012年 3月 29日 (木)

       

■ 2013年度から普通科の定員増強 盛岡中央高

 学校法人龍澤学館(龍澤正美理事長)が設置する盛岡市みたけの盛岡中央高校(富澤正一校長)は、2013年4月入学生から全日制課程の自動車工学科(現行定員1学年80人)と情報処理科(同1学年40人)の募集を停止し、普通科の入学定員を現行の120人3学級から240人6学級に増員する。28日に開かれた県私立学校審議会で了承された。生徒や保護者の普通科志向の高まりを受けての変更としている。少子化が進む中、盛岡地域の私立高の間では生徒の獲得競争が激しさを増している。公立高の中にも定員割れが顕著な学校もあり、全体に影響が出そうだ。

  同校などによると、定員移行は、13年度から生徒の学年進行に合わせて実施し、2015年度に完全実施。自動車工学科、情報処理科は、2012年度入学生が卒業する14年度末をもって廃止する。

  自動車工学科は自動車三級整備士などの取得を目指すコースだが、自動車整備関連企業の雇用ニーズの変化や生徒・保護者の普通科志向で入学者が減少。11年度の生徒数(5月1日現在)は1年生が35人、2年生が34人、3年生が33人と定員を大幅に下回る状態が続いていた。

  情報処理科も、地域産業界との雇用ニーズと教育内容の乖離(かいり)などがあり、希望生徒が減少傾向にあったとしている。11年度の生徒数は1年生23人、2年生45人、3年生27人だった。

  普通科は、両科の廃止に伴う総定員の枠内での増員となるが、少子化が進んでおり、周辺の私立高や公立高への影響もありそうだ。

  また、同校は13年4月から通信制課程の定員も現行の300人から500人に増員する。通信制課程は、個人のペースで学べるため、不登校経験者や心身に病気を抱えた生徒の受け皿としてのニーズが高まっている。個別指導や対面指導にも力を入れているという。年々、転入者や編入者も増加しており、定員増を決めた。

  この変更により、同校の全体定員は200人増となり1220人18学級となる。


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