盛岡タイムス Web News 2012年 3月 30日 (金)

       

■ 不来方、初の決勝へ 全国高校選抜大会男子ハンドボール

     
  スピードあふれる突破で再三の好機を作った右サイドの昆駿(中央)  
  スピードあふれる突破で再三の好機を作った右サイドの昆駿(中央)  
  第35回全国高校ハンドボール選抜大会(日本ハンドボール協会主催)は29日、花巻市松園の花巻市総合体育館アネックスで男女とも準決勝が行われた。本県代表の不来方男子は、藤代紫水(茨城)を36−26で破り決勝進出を決めた。大会で県勢が決勝進出するのは初めて。決勝戦の相手は北陸(福井)。試合は30日午前11時30分から、同会場で行われる。

  不来方は28日の準々決勝で優勝候補の一角、興南(沖縄)に逆転勝利を収めてベスト4に駒を進めた。一方の藤代紫水は高山西(岐阜)、下松工業(山口)などを接戦で制して準決勝に進出した。

  試合は序盤、緊張のためか両チームとも得点が伸び悩んだ。不来方は長身を生かした守備で藤代紫水の攻撃を封じ、次第にリズムを作る。右サイドの昆駿(1年)の突破を皮切りに、不来方の攻撃陣が躍動を始めた。右45度の齊藤凌(2年)、左45度の安倍竜之介(1年)の両エースが得点を積み重ね、前半を16−12の4点リードで折り返した。

  後半も不来方は攻守のバランスがよく、最大12点差までリードを広げた。選手退場で数的不利となる時間帯を迎えても、選手たちは集中したプレーで守り切り、藤代紫水に反撃を許さなかった。

  キーパーの遠藤拓也(同)は身長169aと小柄ながら、相手選手との駆け引きと抜群の反応で好守を連発。再三の危機を救った殊勲者は「守備がしっかりしていたので、適切にシュートの処理ができた。内記(徹)監督との練習がいきた。あしたの決勝でもノーマークのシュートを頑張って止めたい」と抱負を語った。

  初の決勝進出に内記監督は「キーパーを中心にしっかり守った。私も何度もこの場面(準決勝)で失敗しているので、普段通りということを選手にしっかり言い続けた。皆さんに応援してもらってここまで来ることができた。1戦1戦を通じ、選手はたくましくなっている。きのうの興南戦、きょうの藤代紫水戦と同じようにあしたの決勝を迎えたい」と話す。

  中村恵吾主将(2年)は「きょう勝てば先輩の記録を超えるということで、チーム一丸となって臨んでつかんだ勝利。笛が鳴った瞬間は、今までの歴史を変えることができたという気持ちでとてもうれしかった。初の決勝進出だが、もう一度切り替えて優勝を目指します」と意気込んだ。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします