盛岡タイムス Web News 2012年 3月 31日 (土)

       

■ 〈全国高校ハンド〉不来方は準優勝 残り3秒失点、逆転負け

     
  決勝戦で7得点を奪い、大会優秀選手に選出された不来方の安倍竜之介(左)  
  決勝戦で7得点を奪い、大会優秀選手に選出された不来方の安倍竜之介(左)  
  第35回全国高校ハンドボール選抜大会(日本ハンドボール協会主催)は30日、花巻市松園の花巻市総合体育館アネックスで男女とも決勝が行われた。決勝に初進出した不来方男子は、2007年、08年に大会連覇経験を持つ北陸(福井)と対戦。終盤までもつれる熱戦を繰り広げたが36|37で惜敗。残り時間3秒の悲劇だった。

  試合序盤は互いに速攻主体で攻め合うあわただしい展開。不来方はキーパーの遠藤拓也(1年)の好守など守備でペースを握る。昆駿(同)と中花仁(2年)のサイドを基点に得点し、前半は最大9点差をつける。前半終了間際に選手退場による数的不利から反撃を受け、20|18とリードして前半を終えた。

  後半開始直後に同点に追いつかれると、その後試合は一進一退。北陸がスカイプレーやループシュートなど技術と組織力で得点を奪うと、不来方が安倍竜之介(1年)、齊藤凌(2年)の両エースの個人技を中心に食らいつく。残り39秒で36|36の同点と、互いに一歩も引かない攻防は試合終了直前まで続いた。残り3秒で北陸の大橋慶(同)のシュートが決まり、36|37と土壇場でリードを奪われた。不来方は必死に食い下がったが安倍のフリースローが相手守備に弾かれ試合終了。栄冠にあと一歩が届かなかった。

  中村恵吾主将(同)は「去年は震災があってこの大会が行われなかった。岩手の人に感謝しながら試合をした。たくさんの応援をいただいて、大きな力になって北陸といいゲームができた。応援してくれた人に感謝したい」と応援団に感謝した。「最後の残り数秒で決められたことは、まだ弱いところだと思う。最終的に1点差で敗れたことで悔しいが、初の準優勝ということに胸を張りたい。夏のインターハイでは優勝を目指して、リベンジをしたい」と雪辱を誓った。

  内記徹監督は「1点差ということで、勝ちきることができなくて悔しい。最後10分の苦しいところでのプレーの精度を身に付けさせて次の大会に臨ませたい。みんなにバックアップしてもらって、決勝という舞台に立たせてもらった。基礎からしっかりやり直して、もう1回準決勝や決勝の舞台に立てるチームに作り変えていきたい」と語る。

  試合後に行われた閉会式では優秀選手の発表が行われ、不来方の中花と安倍がコートプレーヤー部門で受賞した。


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