盛岡タイムス Web News 2012年4月 11日 (水)

       

■ 〈食べられる草木の花版画集〉1 八重樫光行 ギシギシ

     
   
     
  秋田県近くの県境の山道わきの空地はほとんど秋田ナンバーの車が占拠して山菜キノコ採りをしている。岩手ナンバーは20台中1台ぐらいの割合で、中には車道にはみ出し、やっと車が通るような駐車をしている。

  山菜を採っても良いからマナーを守ってもらいたい。ゴミの投げ捨ては困ったもので、角館、大曲、秋田、横手とスーパー、商店名の印刷されたビニール袋にゴミを詰め込んでいるから秋田から来た人だと分かる。さらに山の獣が食いちぎり散らかってゴミの山になりつつある。岩手の店名入りのビニール袋はほとんどない。

  あまりひどい場合は腹の底から低音で獣のうなる絞り込む声で「ヴォー、ヴー」とする。「何んだかいたでェー、うなってらエー帰エペェー」「オッカネジャー、ホーイ」とやぶから秋田弁が聞こえ、車が急に走り去る音。

  ギシギシは、残雪の間にロゼット状の中心部に角状のキノコが2、3本出ているのと若い葉をはさみで切り取る。ゆでて水にさらして酢みそ和えがうまい。(方言名はオカジュンサイ、ベコノツカナ)


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