盛岡タイムス Web News 2012年4月 15日 (日)

       

■ 〈写真集 南部馬の里〉51 遠藤広隆 下車

     
   
     
  放牧の日、農協のトラックは、町内の農家を回り一台のトラックに数頭の馬を乗せてやって来た。
  その日、自宅の辺りでは天気は悪くなかったが、七時雨山麓の牧野に着くと辺りには、ガスが立ち込めていた。

  トラックの荷台を開け、ひもを解くと、馬は外に向かって、ドスンドスンと足音を響かせて歩き出した。するとトラックの車体もそれに合わせて揺れている。

  一頭目に続き、二頭目もトラックから下りて来た。その後、馬は、この場から走り去り、牧野のガスの中に消えて行った。

  自宅の辺りでは見られないような幻想的なその情景を地域の人と農協畜産科の係員は見ていた。 

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